ポストコロナ時代に明らかになる「リモートで出来ること」「出来ないこと」

新型コロナウィルスの影響で、映画館の入館者数が制限されたり、大型コンサートやイベントが軒並み中止かオンライン配信になったり、スポーツが無観客試合をやったりしている今日このごろ。
密室に大人数が集まるような講演会や講座についても中止またはオンライン開催になってるんですけど、…これについは、ぶっちゃけ、コロナ前より後のほうが楽なんじゃね? と思い始めた次第。

たとえばここ(Youtubeのチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCu8aPGR3_UXlskBb9G3DWDQ

これは考古学関連で本職の学者さんが発掘調査の報告を動画で流してくれているところ。分かりやすいし巻き戻して聞き直せる。
もちろん当日会場で質問するとかいうことは出来ないんだけども、開催地が東京で地方の人が参加しづらい、なんてこともなく、全国の人が情報を得られる。

通信教育とか放送大学に似たノリなので全く新しい仕組みでは無いんだけど、なんか…こっちのほうが便利じゃない…? みたいな感じに。会場借りなくていいし、その当日・時間帯に講演者の時間を押さえなくていいし、移動の交通費もかからないし、講演会はぜんぶオンラインでもいいよなってちょっと思った。質問はメールで受け付けで後日まとめて回答をどこかに掲示すればいいかと。

学者がダイレクトに動画で情報発信できるのであれば、別に、テレビのバラエティで劣化した情報見なくてもいいわけですよね…。
いや、これ、上手くやってもらえればめちゃくちゃ情報収集が楽になるなと。



ただ、実物を見るとか触れるとか、実物を使っての説明とかは現地に行かないと出来ない。
これは芸術鑑賞や文化財に対するレクチャーなどでは顕著。いくら高画質の画像を使っても、材質や質感などは目の前にモノがないとなかなか伝わってこないところがある。(もう少しVRが進化すると、五感すべてに対応してそのあたりもクリアされるかもしれないが…)

医療の手術ですらリモートで実施可能になりつつある時代だが、実際のその場にいて出来る体験全てを遠隔で享受できるまでには、まだ少し時間がかかりそうだ。



また、当たり前だけど発掘調査だけは現地に行かないと出来ない。

いまこんな感じでどこにも行けない。大学の講義とか持ってる研究者は軒並み帰国して出られない状態。
現地に残ってる人は活動しているみたいだけど、日本から出かけていく人はいつになれば現場に戻れるか分からない状態だそうだ。

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研究者の人は今持ってる資料の整理と、今のうちに調査報告書の準備とか…ですかね…。
あと今のうちに動画なり資料なり公開して、研究の宣伝しておいてほしい…。



インターネットで個人でも記事配信が出来る! なんて言ってた時代ももはや今は昔。
仕事ではリモートワークが当たり前になり、個人でも映像配信が容易になった昨今では、「リモートで出来ること」の範囲が多くなりつつある。何が出来て、何が出来ないのか、特性を理解したうえで積極的に使って行きたいし、逆に、出来てないことを出来ている気になてもダメだよな、と思う。

逆に言えば、いつまでも対面のみにこだわっていると、情報発信・情報享受の機会を失うことにもなりかねない時代になってきたなという感じがする。