ちょっと意味が分からない…。フランス南東部でマグダラのマリア像が破壊される

いやまじで、ちょっと意味が分からない。
この犯人を捕まえて真意を聞き出してほしい…。

フランス南東部のthe chapel of Saint Pilonで、マグダラのマリア像が打ち壊され、現場には「聖人に露出しているのは許されない」というような犯行メモが残されていたとのこと。

Vandals smash statue of Mary Magdalene in French chapel—apparently because she is naked
https://www.theartnewspaper.com/news/vandals-smash-statue-of-mary-magdalene-in-french-chapel-apparently-because-she-is-naked

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裸、といわれているが、別に裸じゃないんである。長い髪の毛で美しい肢体を覆っている。
それにこれマグダラのマリアで、もと娼婦っていう設定の聖人だから、美しさや女性としての魅力を強調するのは芸術としてアリな方向じゃないのかな…。いや。なんていうか、ほんとよくわからない

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場所を調べてみると、国立公園の中のかなり奥まった山の上にある。
グーグルさんで写真見ると岩山全体が岩窟寺院みたいになっている。おそらくそれで、監視が薄かったためにこんな事件が起こせてしまったのだろう。

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裸がダメといえば、ミケランジェロが描いたキリストに後から腰布が追加されたという逸話があったりするが、なんていうか「聖人の裸はダメ!」って実力行使に出るあたりがとっても中世…。ていうか、そんなヤバめの発想の人が現世にまだいたのかよと。


現時点では、犯人の政治的、思想的なスタンスは判らない。
「裸だから」「服を着ていないから」という理由が正しかったとしても、その裏に想定される思想は幾つもある。

「聖人の像はエロチシズムを感じさせてはいけない」と考える中世的な表現規制主義者かもれないし、「女性の裸が搾取されているように見える像はあるべきべきではない」と考える過激なフェミニズムかもしれない。この像が最近ここに設置されたものであることから、「新しすぎる現代的な表現が気にくわない」とする人かもしれない。

しかし、何通りにも科委縮できるだけに「で、結局この像のどこがどうダメだったん?」と聞いてみたい気がするのである。
あまりにも謎過ぎるこの事件。意味が分からないので犯人を捕まえて、どういう思想でやらかしたのかを確認して欲しい…。



それにしても最近では、何らかの理由でいきなり像を打ち壊す、という行為が流行りすぎていると思う。
理由はどうであれ、それは蛮行だと知っておくべきだ。

「聖人の像がエロすぎる」であれ、「この像は奴隷商人だ」であれ、どんな理由をつけようが、いきなりそこにある自分のものでもない像をぶち壊すのは援護のしようもないザ・蛮族よ…。ていうか本物の蛮族はわりと迷信深いから、明らかに宗教的な有難そうなものは壊さんかったりするよ…。
”正しい”理由さえあれば破壊行為も許される、みたいな文明人の考え方こそ最も危険だと思うんだ…。

#異教徒を弾圧するのは”正しい"とか
#あいつはxxなので迫害することは”正しい"とか
#誤りやすき人間の判定する正しさの果てにあるものは…。