王女様のカルトゥーシュ。ソベクヘテプ3世の娘イウヘティブ

カルトゥーシュっていうのは、一般的に王名を囲むときに使われる〇と|を組み合わせたマーク。
一般的に王名なので、これに名前入ってると「あっこの人は即位したな」って言われる。

 でも即位していないのに特例で使った例もある。

それがこちらのソベクヘテプ3世の娘イウヘティブ王女です…

「イウヘティブ」が名前で「フェンディ」は仇名みたいな感じらしい。彼女の名前は二つともカルトゥーシュに入っているが、実際は即位しておらず、次の代の王はネフェルヘテプ1世。つまり、女性で、実際に王にならなくても、そこそこ立場があれがカルトゥーシュ使う前例はあったってことです。

Iuhetibu Fendy
https://en.wikipedia.org/wiki/Iuhetibu_Fendy

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他にカルトゥーシュに名前が入っている例としては、「実際に王だった」以外に以下のようなパターンが考えられる。

・国土が分裂している戦乱の時代などに、勝手に王と名乗った地方豪族など。
・王に近しい権力を誇った王族や宰相など。
・王として即位する予定だったが、直前に政変や本人の死亡などが起きて実際は即位していない人。

そのため、単純に「カルトゥーシュに名前入ってる」だけを根拠に実体としての即位・治世を判断するのはやめたほうがいい。 というか、してはいけない。

…アマルナ王朝研究してる人? お願いしますよ! それだけ基準で判断しようとすると前例とも噛み合わないしツッコミどころ満載感出て来ちゃうので!