人類の歴史を早送りで体験。「Dawn of Man」

steamでオススメされたゲーム「Dawn of Man」をやってみた。
このゲームは、だいたい12,000年前くらいからスタートして、中世まで人類の歴史を発展させていくサバイバルゲームである。
え? 村づくりゲーじゃないのかって? やる前は私もそう思っていたけど実際は、厳しい大自然や襲撃してくる流れ者と戦いながら生き抜くゲームです。

https://store.steampowered.com/app/858810/Dawn_of_Man/?l=japanese

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生き残ることが大事=序盤はムリをしないこと。
他のゲームと同じく、最初期にやるべきこと/できることは決まっているので、忘れてしまったらチュートリアルからやり直してみよう。とりあえずテントたてて皮干し作って工作所で狩りの道具作るんだ。

序盤はとにかく生き抜くのが厳しく、燃料を集めるのが間に合わずに冬を迎えると凍えて死ぬし、うっかり獲物を追って遠くまで行きすぎると狼やライオンに食い殺される。遠くまで行かなくても村にオオカミが入って来る。干し肉や干し魚をつくる技術がないとせっかく集めた食料が腐ってしまう。

それでも初期の人口増加率は高く、この人数構成でなぜかいきなり3人子供が生まれたりする。男が1人に女が4人しかいないんだが…? その子供たち、どう考えても…(人類の歴史あるある)

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毎年、老齢や不慮の事故、病気などで人は死んでしまう。それを埋めるように子供たちが生まれる。しかし子供に出来る仕事は少ないため、何年か待たないと狩りなどに連れていけない。人口比を見ながらタスクを設定して、少しずつ村を大きくしていく。
20人超えたあたりから、ようやく生活が少し楽になり、道具を作って狩りで大物を狙うことも出来るようになる。

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このゲームのよく出来ているところは、プレイしているだけで古代人の一年の生活サイクルを体験できるところ、食料コントロールの難しさが分かりやすいところだと思う。
野に生えているラズベリーなどの採取は序盤から出来るが、中盤で農耕や果樹の植林などを覚え、牧畜と組み合わせるようになるにつれ、季節によって出来ることが固定されてくるのだ。

特に、とても人手のかかる作業である農業の輪作要素はいい。

麦類 春種まき→秋収穫
豆類 冬種まき→夏収穫
果樹 種類によって春、夏、秋のいずれかに収穫

後半になるにつれ、人数が増えて食料ま需要は上がるのに、マンモスなど大型の動物が姿を消して狩りが大変になるので、生き残るためには農耕の比重が上がる。作物を組み合わせて、一年中食料が手に入るよう畑を作るっていく。

●春
ベリー系収穫(子供担当)、麦の種まき(大人担当)

●夏
チェリー、梨(子供担当)、収穫豆類収穫(大人担当)

●秋
栗収穫(子供担当)、麦類収穫(大人担当)

●冬
豆類の種まき(大人担当)

だいたいこんなかんじのサイクルになる。

一番厄介なのが麦類の栽培で、これをしなければ家をつくるのに必須の藁が手に入らないのだ。で、藁は冬の間、家畜の食料としても使うため、需要が高い。必然的に麦畑だらけになるのだが、収穫に手間がかかるうえ、麦の種まき時期にやたらと村が余所者に襲撃される。畑を作りすぎても収穫しきれなかったりするので加減は考えどころ。

また、いちばんヒマなのは冬だが、冬に狩りに出かけると凍死しかねないので、一番いいのは夏場。冬は村の近場で魚とったり道具を作ったりしているのがオススメ…。

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ゲームを進める上でのコツの一つが、「倉庫の容量は無限ではない」というところだ。

倉庫がいっばいになると、収納スペースが出来るまで生産が止まってしまう。なので、時代が進むのに合わせて前の時代の不要物は積極的に破棄していく行為が必要になる。たとえば、青銅器時代になったらフリント製の道具や銅器はもう要らない。ただ捨てるのでは勿体ないので、頻繁に村を訪れめトレーダーに引き取ってもらう。物々交換で、食料や皮など消耗品と交換してもらうといい。また、たまにスキルまで売りに来るので、少々値は張るが、進化を早めるために余剰生産物をつぎ込んで買ってもいい。

忘れがちなのが衣類。住民は夏と冬で衣類を着替えるのだが、服が不足していると病気になりやすい。冬のために早めに羊を家畜化して、羊毛を量産しておきたい。
冬は羊毛、夏はリネンの衣類を着られるようになったら、原始的な皮の服はもういらないので、まとめて売りに出そう。
その際、初期に勝手にONになっている自動精算ボタンを止めておくのを忘れずに。忘れると、また勝手に人数ぶん作ってしまうので…。

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ゲームのクリア条件は、スタート画面のマイルストーンを確認すればわかる。全部のマップは確認していないが、おそらく、「人数が150人くらいになること」「古墳を作ること」になっていると思う。
しかし特にエンディングはなく、プレイしたければいつまででもプレイできるようで、資源が尽きる前に300人の街を作った、とかいう人もいる(笑) どう街を作り、どう生き残るかの自由度は高い。しかし生き残れなければ意味がない。この世界も現実と同じく、生き残った文明だけが正義なのだ。

おそらく難しいのは後半、鉄器時代に入ってからだろう。
頻繁に余所者から襲撃される上に、余所者の人数も増え、やたら強い。というか彼らはなぜ村を襲ってくるのか、何が気に入らないのかもサッパリ分からないんである。言葉通じないし。とりあえず殺したあと身ぐるみは剥ぐけど。

鉄器時代で武器の生産が間に合わないと、一回の襲撃で大人10人くらい殺されたりしていきなり詰む。
なので、やや反則的なやり方になるが、ポイントを45ポイントためてから鉄器時代に入ることをお勧めしたい。そうすれば、鉄器時代に突入した瞬間からいきなり鋼が作れるようになり、アドバンテージを持てるからだ。鉄の剣は作らない。最初から鋼の剣で迎え撃つ。鉄が生産できれば監視塔も強化できる。

ちなみに襲撃者は必ず最初に監視塔を狙うので、村の四方に2-3コずつの塔と門(ただ開けておくだけの門)を作って、弓兵用の足場をおくためだけの壁を作っておくと、襲撃者が塔を攻撃している間に横からショットしまくって倒せるので、戦死者の数を少なくすることが出来る。村を壁で囲む必要はない。


水車や鋼の剣といった中世の技術が出てくるわりに、戦争がメインではないためか、あまりえげつない武器は出てこないのが救い。
まぁ部隊が地方の1農村みたいな場所だからね…。流れ者と小競り合いやってるようなレベルの戦争しか知らない田舎ってことで…。
(逆にいえば、そんな田舎に、いきなり馬に乗ってフル武装した集団が襲撃してきたらと考えると、そりゃ逃げる以外の選択肢ないですよね。)


中盤から飼育できるようになる家畜は、10頭ずつがオススメ。
ほっとくと豚ばっかり殖えるので、頭数制限を忘れるとひどいことになる。っていうか豚の増殖率だけやたら高いのもリアル。牛や馬はちょっとしたことですぐに死ぬのもやけにリアル。厩舎に入りきらない動物は春に新しい家畜が生まれると、自動で年老いたものから屠殺されていく。

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あとは、ストーンサークルとか作る場合は、運搬する石の選択が意外と重要。
近くにある石から運ぶよう指示を出さないと、めちゃくちゃ遠くから運ぼうとしてしまって時間がかかるので、石が近い平原を選ぶといいかも。
しかし時間がかかるだけに、さすがに出来上がった時はちょっとした感動がある。やはり巨石遺跡は…人類のロマン…!

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こだわりプレイで時代をあまり進めないのもよし、一気に時代を進めて進化の道を駆けあがるもよし。
勝敗は、「生き残れるか、否か」だけ。まさにサバイバル。

なお難しいモードだと、プレイ開始10分でいきなり狼の襲撃で大人が全滅、残りの子供は吹雪に巻き込まれて全滅で老人だけ残って詰んだりします/(^o^)\ いま僕らが生きていられるのは、こんなハードな世界を生き残ってきた結果なのかと白目になる。ご先祖様…頑張ったんだね…。