エジプトの森林は国土の「0.1%」…その0.1%って何なのか調べてみた

国の面積のどのくらいが森林か、というのは国によって全然違う。森の多いイメージの国でも、割合で見ればそうでもなかったりする。たとえば「森の国」フィンランドは73.11%。アマゾンのジャングルを有するブラジルは58.93%。もちろん国自体の面積が全然違うので割合ではなく総面積で見ればブラジルのほうが森林面積は広い。

参考: 世界の森林保有率ランキング
https://rainforests.mongabay.com/deforestation/2000/Egypt.htm

ちなみに日本の森林保有率は68.46%で先進国の中ではトップクラス、世界的に見ても17位。これは日本に暮らしていれば納得の内容だろう。どこ行っても目に入る山。緑の山。国土の7割が森なのはダテじゃないのだ。

さて、森の多い国がある反面、少ない国ももちろんある。カタールやオマーンでは森林の保有率が0%。砂漠の国なのでしょうがないんである。アルジェリアやバーレーン、リビア、サウジアラビアなども軒並み1%を切っている。つまりこれらの国に生まれた人々は、国外に出なければ、一生「緑豊かな森」とか「見渡す限りの樹林」なんてものを見ずに暮らす可能性もあるのだ。

では、その1%未満の「森」とはどういうものなのか?
エジプトで資料を探してみた。

すると・・・・

https://www.youtube.com/watch?v=EOSFKGay5Hg

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 これ、(日本人の感覚からすると)森じゃねぇ

イスマイリヤでの植林活動、とのことで、この映像はスエズ運河沿いの緑化計画&大規模プランテーション計画の一環でやっているとこのもの。他にナイル川上流でやっているトシュカ計画など、近年エジプトがやっている緑化計画の話は聞くが、…映像の中でポンプでくみ上げた水の話が出て来たように、もともと砂漠で雨のほとんど降らない地域に人工的に作ってる森なので、水が止まると森の維持が出来ないんだ…。

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統計データ上でもエジプトの森は全て人工的に植林されたもの、となっているようなので、エジプトの保有する国土の約0.1%、70,000ヘクタールの森というのはほとんど同じようなものだろうと思う。

もちろん日本でも植林された森が大半だが、それらは別に人間が水やらなくても生きていけるので、水をやって完全に管理しないと維持できない森は、ほぼただの畑なのでは? プランテーションの一部では?? という違和感が…ある…。