マヤ文明の要塞発見~ライダー技術で見つかったマヤ遺跡が語る歴史とは。

かつてマヤ文明のイメージは、比較的平和なものだった。大規模な戦争はなく、戦いは王や貴族のみで小規模に行われるスポーツ的なものだったはず…と言われていたのだが、ここ最近になって急速に、「実は大規模な戦争もやってた」という方向に変わりつつある。 その証拠となる戦争の遺跡、要塞や見張り塔などについて、ナショジオチャンネルの番組でやってたので…

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リビアン・グラスの使い方/ツタンカーメンの胸飾りにあるあの黄色い石は…

「リビアングラス」とは、ツタンカーメンの胸飾りの真ん中に使われている黄色い石のこと。 エジプトとリビアの国境、リビア砂漠と呼ばれる砂漠地帯でとれる石で、現代ではヒーリングストーンの扱いで販売されていたりするものだ。生成過程は不明だが、溶けた砂が凝固したような形で砂漠の一部分にひろく点在することから、地下熱によって生成されたとか、隕石の…

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対馬に観光客が来ない理由を分析してみた。

日韓の関係悪化と、去年から始まっている韓国経済の後退の影響を受けて、韓国人に人気だった観光地で軒並み観光客減になっているという話があった。特に、韓国から近い対馬の影響が大きいらしい。 "長崎県などによると、対馬市を昨年訪れた観光客は約53万7千人で、韓国人が4分の3を占めた。25の主要宿泊施設のうち、約10施設で、今年7月の宿泊者…

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デニソワ人の顔を復元したよ! というニュース→ちょっと危ないやつだと思うよ…

まだ骨の破片しか見つかっていないデニソワ人の顔をDNAから復元した、というニュースが流れていた。 断片しかない状態でどうやって顔を予想しているのかと思ったが、どうやら現代人(ホモサピエンス)と、ネアンデルタールのDNAとを比べて、その「差分」から特徴を掴んで予測しているらしい。なのでこれ、かなりあてずっぽうに近いと思う。 Ext…

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シュメールの都市遺跡「キシュ」についての資料

だんだん自分用の資料になってきたけどとりあえず纏めたいのでキシュについて。 都市名はシュメール語/アッカド語ともにキシュ(kish)、現代名はウハイミル(Uhaimir)。 隣接するフルサグカラマ(Hursagkalama)=現代名インガラ(Ingarra)との複合都市を形成していた。 この都市があるのはバビロンか…

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シュメール(アッカド)の都市遺跡「マラダ」についての資料

シュメールの都市、と言いつつ出来たのはアッカド時代っていう遺跡もある。その一つがここ、マラダ(マラド)。 バビロニア地方の中部にあり、現代名はワンナ・サドゥン(Wannat al-Sa'dun)またはテル・ワンナ・サドゥン(Tell Wannat es-Sadum)。シュメール語/アッカド語での名前がマラダ(Marda)。同時代の大都…

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エジプト初期王朝の影響が見とめられる近東の遺跡群について

国境は現代のものであり、そんなもんの無い古代の人は現代の国境とは無関係に動いている。 つまりエジプトに隣接するパレスチナやイスラエルにもエジプト人の活動した遺跡はある。それも紀元前3,000年くらいから。 というわけでパレスチナ・イスラエル・シリアなど近東地域でエジプト関連の遺跡群をちょっとメモしておきたい。 各遺跡の場所など…

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シュメールの都市遺跡「ニップル」についての資料

シュメール人が宇宙人扱いされるのと、バビロニアやアッシリアと混ぜられるのは、きっと資料がなくてよく分からないからに違いない。なので資料を放流しておくよ。 次はニップルに行ってみよう。 古代のシュメール語の都市名はニップルまたはニブル。アッカド語でニップル。現代名は古代名とよく似たヌッファル。 つづりでは「エンリルの都市」と…

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シュメールの都市遺跡「ギルス」についての資料

シュメール人が宇宙人扱いされるのと、バビロニアやアッシリアと混ぜられるのは、きっと資料がなくてよく分からないからに違いない。なので日本語で検索しても出てこない都市については資料を放流しておくことにした。 シュメールの主な都市のMAPなどはこちらを参照 https://www.ancient.eu/image/1352/map-o…

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シュメール人(実物)を持って来た。これが宇宙人扱いされた人たちの現実だよ…

シュメール人がときどき宇宙人扱いされるのはきっと実物を見たことがないからなんだな? って思ったから、実物探してきたぞ。 とはいえ、「確実にシュメール人と言っていいはずの人」は、あまり見つかっていない。ウバイド期はシュメール人じゃない可能性があるし…時代が紀元前3000年~2000年くらいでシュメル人の都市って言われてるところから出…

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シュメール人=宇宙人説なるものがあるらしいのだが、いつもの如く色々ツッコミどころあるよね

「最近、古代エジプトネタで超古代文明とか宇宙人ガーとか言ってくる人いないんスよねー」って話してたら、「その手の人たちは最近シュメールでブイブイ言わせてるよ」って言われたので早速探してみたら、なんかすっげー出るわ出るわ、シュメール人は宇宙から来たアヌンナキ星人だとか、ニビル星がどーたらとか、色々アレがアレなことになってて面白かった。 …

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古代エジプト人はフォアグラを食べたか? ソースを漁ってみたが証拠は無かった

フォアグラの起源は古代エジプト! と主張している本があり、ん? そうだっけ? ってなったのでちょっと調べてみた。 結論から言うと  ・古代エジプト人がカモやガチョウの口に餌を突っ込んでたのは確認できた  ・が、肝臓(フォアグラ)を食べてた証拠はない  ・単に太らせて丸ごと食ってただけかもしれないため、「フォアグラの起源」まで…

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「ただ一度きり」の出来事が歴史を作る可能性について

「ただ一度きりの出来事」と聞いて、2011年の東日本大震災のような出来事を思い浮かべる人は多いと思う。 確かに千年周期という長い時間は、およそ人間の記憶と記録の保持できる許容範囲を越えている。従って、出くわした人間は「今までに一度もない、初めての出来事だ」と認識するだろう。しかし大地震も大津波も、それ単体で言うならば、地球の歴史におい…

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大酒飲みとされたアプラハンダ王、風評被害疑惑

前提: アプラハンダとは紀元前18世紀ごろのカルケミシュの王様である。 ユーフラテス川の上流、シリアとトルコの国境あたり。町の名前は、かつてこの町の主神だった「ケモシュ」に由来するという。ケモシュ。かわいい名前だが、どんな神様だったのか名前以外はよく分からない。 ちなみにこの時代は都市国家の時代なので、カルケミシュは首都であ…

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やったのはハットゥシリ1世? トルコ~シリア国境の都市の地下から3,600年前に燃えた都市跡が見つかる

タイトルどおり、トルコとシリアの国境に近い場所の遺跡の地下から燃えた跡が見つかったらしいのだが、今回はなぜか例外的に最初から犯人が名指しされていた。やったのはヒッタイトの王、ハットゥシリ1世じゃないかというのだ。 時代は紀元前1,600年、この時代のヒッタイトはまだ新興の王国で、急速に国土を拡大しつつあった。 ※ちなみに記事のタ…

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古代エジプトにタイムスリップして生き残るには

現代人が中世ヨーロッパにタイムスリップしたら一週間で死ぬぞ、みたいな話を見かけて、まぁそうやろな…と思った。 いや死にますよ。死ぬ死ぬ。現代のヘンピな場所でも「あっ、ここにずっといたら死ぬ」って思うことあるから。 じゃあ古代エジプトならどうだろう。 そう考えてみた結果、…  古代エジプトにタイムスリップしても多分、すぐ死…

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チベット初の統一王国から中国占領まで。「裸形のチベット」

チベット仏教の思想についての本とかいっぱい見かけるけど歴史がないなー…と思いながら探していて見つけた、独立国家としてのチベットの歴史の本。最初の統一王国から、ダライ・ラマ14世がインドに亡命する1959年までの通史となっている。 裸形のチベット―チベットの宗教・政治・外交の歴史 (サンガ新書) 世間では、北京オリンピックを契…

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インダス文明に属する遺跡の人骨、初めてDNA解析に成功。その結果は予想外?

まあ多分これそのうち日本語でも記事が出ると思うけど、最初に言っておくと。  DNA抽出に成功したのは1体のみなので、まだ何も分かっていない。 今回のは今まで失敗しまくってたDNA抽出にようやく成功する事例が出て来たという意味で画期的なんだけど、その結果だけもってインダス文明の担い手たちについて語るのはムリ。一体だけだし、イン…

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「アサシン クリード・オデッセイ」戦闘せずにギリシャ各地を巡れるディスカバリーツアーモードがようやく配信決定!

アクションゲーム苦手、血が苦手、でも古代ギリシャの世界を旅してみたい。そんなあなたに朗報です。 前作オリジンズにつづき、最新作オデッセイでも「ディスカバリーツアー」モードが実装されるよ…! 『アサシン クリード オデッセイ』追加コンテンツ“ディスカバリーツアー:古代ギリシア”が9月10日に配信決定。古代ギリシアの歴史と文化に触れ…

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ネス湖のネッシーの正体は巨大ウナギ! という報道→実は元の報道はちょっと違う

このテの日本語の報道はいつもどこかおかしい上に、まとめサイトがそこからさらに派生させて変な方向に盛り上げようとするから面倒くさいことになるんだよな…。ってわけで、毎回言ってるけど、良く分かんなかったら自分で元のソースから辿るのオススメ。 ネッシー、存在せず=正体は巨大うなぎか-科学者チーム https://www.jiji.co…

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紀元前5世紀、アテナイへ。「一日5ドラクマで行く古代アテネ旅行ガイド」

表紙のデザインと、帯の「そうだ、ソクラテスに会いに行こう」の文言で吹いたのでいさぎよく買ってきた。 お茶吹いたら敗け…。 古代アテネ旅行ガイド (ちくま学芸文庫) この本は、紀元前5世紀、一番盛り上がってたアテネの街を訪れる旅行者への旅行ガイド、という体裁の本になっている。似たようなコンセプトの本は結構あり、ゲームでもつい…

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イギリスさん、EU離脱へのカウントダウン。Brexitで争点となっている「北アイルランド問題」とは

イギリス(UK)のEU離脱が、いよいよ10/31と迫ってまいりました。 延期に延期を重ねていよいよ離脱です! でも何も決まってません!!! とりあえず離脱することだけ決まっているので、直前まで議会は閉会します。すげー! いやまさか、こんなグダグダの状態のまま突入するとは思いませんでしたけど。 メイ前首相の苦労は…。 時事ネタ…

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カナダの森で戦前の日系入植者の集落跡が発見される。この遺物、見たことある…!

カナダ・ブリティッシュコロンビア州の静かな森の奥で発掘された、第二次世界大戦前に入植していた日本人の集落の記事が出ていた。森の伐採権を得た実業家がいて、伐採を仕事にしていた人たちが定住していたらしい。暮らしていたのは1918年~1942年とのことでおよそ80年前なのだが、遺跡も遺物もめちゃくちゃ見覚えあるやつ。では実際に見てみよう。 …

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アメリカ大陸に最初に到達した人々の痕跡、1万6千年前の石器がアイダホで発見される

ヒトがアメリカ大陸に最初に到達したのは、氷河期の終わりに近い時代だということは既に広く知られているが、その年代は新たな発見物とともに遡りつつある。最大の見積もりで2万年くらい前では? という説も見たことがあるが、どうやらその可能性に近付きつつあるようだ。 First people in the Americas came by s…

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【ネタバレ大】FE風花雪月、設定倒れになってるっぽい伏線を回収してみた

ニンテンドースイッチで発売されたFEシリーズ最新作の風花雪月をやっていた。 ゲームとしては面白いし戦闘バランスもまぁまぁ。(ハード/クラシックでやると緊張感ハンパない。ノーマルでやるとヌルゲー) ただ、「大陸の命運をかけた三大勢力の激突」という壮大な舞台設定のわりに戦略に関する部分などシナリオの一部がばがばで、設定とか伏線が生かし切…

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ペルー北部の世界最大級の生贄遺跡、最終的に227人発見される

なんともすさまじい人数…。 4歳~14歳の子供227人が心臓をえぐられて埋められている遺跡が、ペルー北部(リマの北の海岸沿いの砂漠)で見つかったという。 近くには200頭ものリャマも埋められており、こちらもかなりの数。 At Least 227 Slaughtered Children Found at World's Lar…

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遅れてきたサード・インパクト 北極開発権の争奪戦が始まるよ!

サード・インパクトっていうか、三回目の世界大戦の引き金を引きそうな案件…。 ここのところ、北極やアラスカ、グリーンランドなどで氷が急速に融解しつつあり、夏場は完全に氷がなくなる場所も増えてきているという報道が多くなってきている。この気候の変動は長期化しそうで、このままいくと大変なことなるんである。 どう大変かというと、 氷の下…

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