古代エジプトにタイムスリップして生き残るには

現代人が中世ヨーロッパにタイムスリップしたら一週間で死ぬぞ、みたいな話を見かけて、まぁそうやろな…と思った。
いや死にますよ。死ぬ死ぬ。現代のヘンピな場所でも「あっ、ここにずっといたら死ぬ」って思うことあるから。

じゃあ古代エジプトならどうだろう。
そう考えてみた結果、…

 古代エジプトにタイムスリップしても多分、すぐ死ぬな

無理ですね!!
色々ハードなの差し引いてもまず、あれですよ、トラップが多すぎます…。


◆すぐ死ぬ要素 マラリア

川沿いに蚊が発生するんですけどマラリア持ってるんですよね。
ツタンカーメンのミイラからマラリアの抗体が発見されて、マラリアに感染したことがあるはずだって話がありましたけど、あれ他のミイラ調べてもほとんどの人が罹患したことがあるらしいんですよね。現代なら治療薬とかあるけど、古代は…うん…
体力があれば助かるにしても、右も左も分からない古代世界でぶっ倒れたらその時点で詰みますよ。

というわけで、計画的にタイムスリップするならマラリア治療薬もしくは予防薬は必須。あと蚊帳欲しい。


◆すぐ死ぬ要素 身近に潜むカバ・ワニ・野犬

アフリカの野生動物による死亡事故でワニに襲われたとかニュースでたまに聞くと思います。
その危険な奴らが水の中に普通にいるのが古代世界です…。水を汲みに行くだけで死亡判定が入ります。

あと野犬、これがシャレにならない。腹を空かせている時は生きた人間も襲いますし、場合によっては狂犬病もちであることも。電気もない真っ暗な中で野犬の群れに襲われる絶望感。


◆すぐ死ぬ要素 食べ物

古代エジプトの食べ物といえばパンなんですが、パンをつくるための粉ひきの過程で砂とか石の粒とかめっちゃ入るんですよ。なので出来上がったパンはジャリジャリ。砂粒いりのパンを食べ続けるので、ミイラの成人の歯は軒並みすり減ってます。ひどい人は歯が歯茎まですり減ってて、死ぬ前は激痛で眠れなかったんじゃないかと言われていたり。ヒィィ。

パンは文明の象徴とか言われるけれど、その文明が齎した主食のせいで歯がすり減って長生き出来ないとか、辛すぎる。



このあたりは本当、避けようがないです…
あとまぁもちろん、医療水準が低いのでちょっとした病気でも死にますし、エアコンなんてないので夏は暑く冬は寒いのに耐えないといけないですし、水道なんてないので川の水でお腹壊しながらなんとか生きろだし、風呂もシャワーもないし家畜をちかくで飼ってるので、ノミやダニの被害は免れないです。もちろんそいつらが疫病を媒介することもあるわけで。まじめに考えるだけで、「あ、これ自分、生き残るのムリかも…」って絶望顔になってきます。

最終手段はもはや「神に祈る」しかない。
そう、突き詰めて考えていくと結局最後は、「人間の力だけじゃどうにもならんから神」ってなるんですよ。古代人の気持ちよく分かる…。




というわけで、
 古代世界は 死ねる要素が山ほど転がってます。


ファンタジー作品の中で古代世界を楽しむならともかく、リアルに自分が古代世界に行くのは、ちょっと遠慮したい…。


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結論

生き残れてるキャロルは 実は めっちゃ強い

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