遅れてきたサード・インパクト 北極開発権の争奪戦が始まるよ!

サード・インパクトっていうか、三回目の世界大戦の引き金を引きそうな案件…。
ここのところ、北極やアラスカ、グリーンランドなどで氷が急速に融解しつつあり、夏場は完全に氷がなくなる場所も増えてきているという報道が多くなってきている。この気候の変動は長期化しそうで、このままいくと大変なことなるんである。

どう大変かというと、
氷の下に隠されていて手が出せなかった貴重な資源が獲り放題になり
資源を巡って戦争が起きる


現在でもロシアとカナダは領有権を主張していたが、近年デンマークが参戦、さらにアメリカも加わろうとしていて、このぶんだと中国も出てくるだろうなという感じ。で、実はこの中ではロシアとデンマークが有利。なぜかというと、

・北極海に一番近く、広い接点を持つのがロシア
・北極の氷と接続されているグリーンランドが所属するのがデンマーク

だから。

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※北極は陸地がなく氷だけなので地図上では「北極海」としか記載されない
※ちなみに右上にあるスバールバル諸島はノルウェー所属

最近、アメリカの大統領がグリーンランドを購入したいと話したとかニュースになっていたが、その裏には「グリーンランドがあれば北極海の資源競争でロシアに有利に対抗できる」という思考もあるのではないかと思う。

グリーンランドとは? アメリカが購入検討、氷の大地が「緑の土地」と呼ばれた理由
https://www.huffingtonpost.jp/entry/greenland_jp_5d60b18ee4b0dfcbd48d8901

…というあたりの特集を、ちょうど9月号のナショジオでやっているので興味のある方は。

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アメリカとカナダが合同で、寒冷地仕様での軍事訓練をやっていたりするみたいで、いずれ近い将来、北極海の資源を巡っていずれかといずれかの勢力が衝突することもあるかもしれない。


また、北極海の氷が溶けて、その下から新たに島が発見された場合、その島のある場所が領海内であれば自動的にそこの国のものに、公海上であれば占有(実効支配)している国のものになる。ロシアは熱心に北極海の調査を行っており、こんなニュースも最近流れていた。

ロシアに新領土 北極海に5つの新島
https://jp.sputniknews.com/russia/201908296626229/

氷のとけたところに新たに島を見つけて命名、領有を宣言すれば、自動的に領土と領海が増えていき、北極海に勢力圏を延ばせる…というわけだ。地球温暖化は、意外なところで意外な国際情勢に関係しているのだ。