ネアンデルタールは「スイマーの耳」に苦しんでいた? でも現在は理由不明

Neanderthals Commonly Suffered From 'Swimmer's Ear'
https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2019/08/neanderthals-commonly-suffered-from.html
※リンク先は人間の頭蓋骨あり

記事内でSwimmer’s ear 「スイマーの耳」、と呼ばれているものは、日本語で言うと「外耳炎」。外耳道(耳の穴(で起きる感染症のことだ。耳の穴が冷たい水にさらされ続けているうちに、水に含まれる雑菌などによって感染症を引き起こし、それがひどいと骨の変形に繋がるというもの。名前の由来はもちろん、泳ぐ頻度の高い人がなりやすいからで、日本では海女さんの職業病と呼ばれていたこともあった。

この耳の骨の変形がネアンデルタールでは多いようだぞ、というのが今回の研究内容。


"Approximately half of the 23 Neanderthal remains examined exhibited mild to severe exostoses, at least twice the frequency seen in almost any other population studied."


調査された23のネアンデルタール人骨で重度から軽度の変形が見られ、ほかの集団の2倍の頻度であった、という。
しかしネアンデルタールが特に水辺を好んで暮らしていた形跡も、水中の資源(たとえば貝を取りに水に潜るなど)に他の集団より多くアクセスしていたという仮説も今のところ成立しないようで、明確な原因は不明。遺伝的な原因や環境など複合要因があったのでは? とされている。

これなかなか面白い着眼点だと思うんだけど、外耳炎を引き起こしやすい環境とか遺伝的要因ってなんかあるのかな? もしかして外耳炎に見える全然べつの症状だったりしないかな。スケルトン探偵にぜひ解明してほしい…!