遥けきアビシニア~エチオピア北部探検隊

でなでなちゅー、中の人は帰還しました。

今回は10連休を利用して、前からちょっと気になってたエチオピア北部を攻めてみることに。いやさ本当はペトラ行くつもりだったんだけどさ。10連休、って決まった瞬間「あ! もっと遠く行ける!!!」ってなっていつもの以下略

Q. エチオピアには何がある?

A. 見どころは色々ありますが中の人が見たかったのは以下

 優先順位1 アクスム石柱群とその周辺遺跡(アクスム)
 優先順位2 青ナイルの源流タナ湖(バハルダール)
 優先順位3 エチオピア正教の聖地ラリベラの岩窟修道院(ラリベラ)

これをマップに直すとこう。
(首都アジスアベバは国際線の発着で必ず通過する都市なので無条件に入る)

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というわけでー、今回はエチオピア北部に行ってみよう!


エチオピア基礎データ *外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ethiopia/data.html

【サマリー】
 ・世界最貧国の一つと言われる
 ・主要な輸出物は農産物、コーヒー原産国で輸出もしている
 ・逆に他の資源はない
 ・アフリカの角、ソマリア、エリトリア、ジブチが隣にある
 ・イタリアのファシスト政権が10年くらい支配したことがあるがイタリア軍が弱すぎて撃退されたことにより、「アフリカで唯一、独立を守った国」という誇りを持っている
 ・外資に厳しいため海外からの投資が限定的、最近は中国資本の流入が著しい


【ワンポイント】
 ・最近までエリトリアと仲たがいしており、北部の国境に近いラリベラやアクスムはなかなか行けなかった
 ・南部は現在でも治安が悪い。というか隣がソマリアな時点でお察しください
 ・この記事を書いている時点で、首都の国際空港は工事中。(中国資本で) 国際線→国内線の乗り継ぎは工事現場を横切っていくような形になり、めちゃくちゃ遠い…。来年には新しい空港が完成するとかしないとか。

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まぁエチオピアの旅行事情については既に多くの人が書いてくれたものがネット上に転がってるんで言うまでもないんだけど、道路事情は最悪。舗装されていない道が多くてバス移動はおすすめできない。ただし現在、中国資本がガンガン入ってきてて道路作りまくってるので、数年後には改善している可能性あり。

トイレ事情が悪いのも事実。というか真っ暗なだだっ広い部屋の床のどこかに穴が開いてるのが公共トイレ。
断水は当然、紙はあればラッキーかなくらい、床が汚れてるだけならまだかわいいほうで空港のトイレでさえ固形物が転がってるのはあり得るので、気になる人は除菌ウェットとロールのトイレットペーパーとヘッドランプはトイレグッズとして必須で持って行こう。

尚、中の人はヘッドランプ忘れてトイレに入り、その直後に停電して穴に落ちかけました。えちおぴあこわい(真顔)

安い宿がダニや南京虫の天国だというのはおそらく事実、なぜなら街中に家畜がウロウロしているから。首都でさえそう…。ちょっといいホテルに泊っても完全にダニを防げません、だってホテルの裏庭から牛の声とか聞こえてくるし窓の下にヤギが寝てるんだもの(笑) ダニよけスプレーと、噛まれた時のかゆみ止めは必須。 今回は乾季だったのでそこまで怪しくもなかったけど、雨季はスーツケースを開けて床に置くだけでも中に入ってしまうらしい。

飯は全般的に香辛料がキツい。胃薬と、もしもの時の粉ポカリや和食は忘れずに。
だいたいどこの国でも効力を発揮するマジカル★ソイ・ソースは、この国ではほぼ使えない。なぜなら全てにおいて香辛料が勝るから。ライスやフライでさえも。持っていくべきはケチャップです。
香辛料のキツいライスはケチャップをかければケチャップライスと誤魔化せる。
イタリアンの店でなんだか良く分からない伸び切ったデンプンの塊が出て来てもケチャップをかければナポリタン風にできる。
ハンバーガー屋でパサパサした肉挟みパンが出て来てもケチャップを入れればそれっぽい味になる。
ケチャップを、ケチャップを持っていくのです…


そして、…公共交通機関は 飛行機が一番マシ

というかバスが途中で故障したり交通事故に巻き込まれたり、道路事情が最悪だったこともあって今回交通トラブル多めだったので、もう出来るだけ飛行機使っちゃったほうがいいと思う。
国際線をエチオピア航空で買っておけば、国内線のエチオピア航空便に割引が入るので、ほんとこれオススメ。ただ、飛行機なら必ず飛ぶかというとそうでもないのが…うん…



町並みは、首都の中心部でもなんだかバラック調な感じ
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首都の裏にそびえるエントット山のビュースポットから見ると、町の中心部にビル群は建ちつつあるものの、全般的にやっぱり田舎。というか燃料の薪を売りに行った帰りのロバさんが通りかかるあたりは地方都市と一緒…。
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田舎は町の中心部の道が舗装されてるあたりでもこんな感じ
(朝市で家畜を売ってるらしい)
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舗装道路から外れるとこんな感じ
(トラックなんてないよロバが町に飼い葉を売りに行くよ)
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ちなみに田舎の方だと夜は野犬の声が聞こえたり、サルなどの野生動物がいたりと、犯罪に巻き込まれるとかとは別の意味での「治安上の危険」があるので夜間の外出は避けたほうが無難。電力不足で頻繁に停電が起きる国で夜間の街頭など望むべくもなく、マジ真っ暗ですしね…。



という感じで、個人旅行者にはかなり厳しい国であることがお分かりいただけたかと思う…。

ブラブラ旅してる人でもよほど余裕があるのでなければ、ツアーに紛れ込むか、全部まとめて現地の旅行代理店に手配してもらうのが無難だと思う。見たい目的のものがあるなら尚更。

ただエチオピアのツアーガイドさん(国の公認ガイドさん)は当然のように国のプロパガンダを刷り込みにかかってくるので、事前に予習していくのオススメです。「イタリアのファシスト野郎」の悪口を聞いても笑っていられるようにね!


★おすすめ参考書

エチオピアを知るための50章 エリア・スタディーズ
明石書店
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この一冊でだいたい足りるかな的なかんじ

珈琲の世界史 (講談社現代新書)
講談社
旦部 幸博

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コーヒー好きな人はこのあたりとか


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