エチオピアの「エルサレム」探訪 ラリベラの岩窟修道院巡り(2)

さて、ひきつづきラリベラ観光。
村の中心にある山の上に岩窟寺院が点在しているような状態なので、ひたすら ひた すら 岩山を登り続けることになる。だいたい途中で教会の名前が分からなくなる。(笑 入り口に看板がたってる教会もあるんだけど、無い教会もあるから…。

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ほぼ迷路。

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これは第二教会群と呼ばれてるあたりのもの。
第二のほうは少し傷み方が激しく、よく見ると天井がぼろぼろになっている。雨をしのぐ屋根を新しく上にくっつけているのも、こういう状態だから。

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一枚岩で作られている教会のはずなのに、明らかにブロックで作られた柱があるが、これは元の柱が崩れてしまったのでしょうがなく新しく作り直しているから。反対側に回ると、今にも折れてしまいそうなヒビの入った元々の岩の柱が残っている。壁にも大きなヒビが入ってしまっているのが判る。

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ただし中はけっこう綺麗。
マリア様がすり減ってて、お地蔵様みたいになっているけど…。マリア像まで岩壁からじかに削りだしているあたりに執念を感じる。

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ちなみに、このへんの教会の司祭さんたちは10ブルほどお布施をすれば快く記念撮影に応じてくれるし、十字架も見せてくれる。キリスト教徒なら十字架で祝福もしてくれるぞ。

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教会から教会へは、こんな感じの穴、岩間の狭い通路などを歩く。「順路はこちら」なんて看板はもちろんない。観光地でもありつつ信仰の場なので、信者はみんな知ってるでしょう的なノリ。

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あと、この穴は「地獄の穴」と呼ばれているらしい。
マジ真っ暗で長いうえにライト禁止という謎アトラクションで、長い闇を抜けた先に教会があり、司祭さんが笑顔で「ウェルカムトゥヘヴン」と言ってくれる。いや、それはいいんだけど、地獄の穴を抜けたら天国って、そういう宗教でしたっけエチオピアのキリスト教…。

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宗教テーマパーク、ミニ・エルサレムも堪能してきた。
こちらがヨルダン川…という名前のつけられた溝…。乾季なので水は全然ない。というか川じゃないので雨季も雨が降った時しか水が流れないような。

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川の真ん中に石の十字架が小さくぽそりと建てられており、キリストがそこで洗礼されたというイメージを何かこう、…表現しているらしい。ここで洗礼式とかやったりするのかもしれない。

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あとオリーブの丘。
上まで登ると木につるされた鐘をつける。なんだか恋人たちのスポットみたいな感じの雰囲気。

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そしてこちらが、オリーブの丘を越えた先にあるベト・ガブリエル/ラファエル教会で見られる「聖櫃」。
十戒の石板(エチオピアでは、タボットと呼ばれる)のレプリカが入っているという有難い箱なのだが、なぜかやたらとペットボトルの水が備えられている。
なんと一定期間、箱の近くにおいておくことで水が聖水に変わって病気とかに効くようになるらしいのだ。なるほど!
いやなるほどじゃなくて、入れ物…入れ物と見た目…もうちょっとどうにか…。

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あと体力があれば、ちょっと離れたところにある岩窟寺院、聖ナクタラブ教会もおすすめ。
ここは何といっても景色がいい。絶景!! 「これがアフリカ…?」みたいな感じの風景が見れる。ただしめっちゃ山の上。村はずれ。

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そして別料金…。(350ブル=10ドルちょっと=時価1300円くらい)

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教会というか修道院で、人里離れたところで修行僧たちが共同生活をしていた名残のような場所らしい。
ここを見た瞬間、自分は「いやここ絶対、下に石器時代の遺構埋もれてるでしょ」と思ってしまった。こんな住みやすそうな岩棚、住むに決まってるじゃないですかご先祖様。教科書に載ってそうな石器の出る地形でしょ。

しかもここ、岩の割れ目から水が湧き出してて、その水を聖水として信者に配布してる。
水の湧き出す岩棚とかもー絶対これ旧人から住み続けてるやつやん、周辺調査しよ? みたいなムズムズする気分になっていた…。
でも残念ながら周囲も教会の敷地内なので簡単に発掘は出来ませぬ。

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教会自体は、岩を掘りぬいて作られたものではなく、ブロックを積み上げて壁を作っているのでそれほど見るものはなし。元々は聖ナクタラブが13世紀に造った古い教会らしいけど、その時代のものはあまり残っていないようだった。

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ちなみにエチオピア北部の地方都市、タクシーは基本トゥクトゥク。
ラリベラも、呼んだらトゥクトゥクか、こういうのが来るはず。荷物は屋根の上に乗っけるのがデフォ。雨季は…考えないことにしよう。
道が狭いこともあり、地方都市ではデカい車はツアー会社のものですらほぼ見かけな。いわゆる一般的な四輪のタクシーは、首都でしか見かけなかった。

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