デニソワ人の頭蓋骨の破片がようやく発見される(=確定された)

現生人類と混血した第三の人間、デニソワ人の頭蓋骨の破片がついに見つかったらしい。(正確には、3年前に発見されていた骨がデニソワ人と認定された)
今まで破片も見つかってなくて、どんな顔をしていたのかという推測すらされていなかったのだが、これで少しは話が進むのかもしれない。

First Confirmed Denisovan Skull Piece Found
https://www.sapiens.org/evolution/denisovan-skull-found/

The first known fossil of a Denisovan skull has been found in a Siberian cave
https://www.sciencenews.org/article/first-fossil-denisovan-skull-cave-siberia

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デニソワ人の骨は、シベリアの洞窟から見つかった四人分しか知られてしない。もしかしたら今までも見つかっていたかもしれないが、骨片からだとネアンデルタールとの区別がつかず、DNAの分析から判別するしかない。そのためDNA解析技術が進化した、ここの10年ほどの間の分しかカウントされていないのだ。

今回の破片は五人めの骨となり、後頭部と、左手側の側面から成る8cmx5cmの小さなものだという。
これだけでは顔の復元は出来ないだろうが、小さな一歩から、ということ。

なお、2017年に中国で見つかった頭蓋骨についても、デニソワ人のものではないかという意見があるものの未確認で、どちらかというと否定的なニュアンスで語られているようだ。

Ancient skulls may belong to elusive humans called Denisovans
https://www.sciencemag.org/news/2017/03/ancient-skulls-may-belong-elusive-humans-called-denisovans

ネアンデルタールとデニソワの混血児が知られているように、混血が進んでいる個体だった場合、そもそもDNAから判別がつくのかどうかという問題もあったりして、どうしても微妙なラインは出てくるものかと。少なくとも、現在ではデニソワ人を見分ける方法はDNAだけで、必然的に、DNAの残りがよくない骨片は「何者」なのか分からない、ということになる。そのため、残りのいいシベリアのサンプルのみが今のところ「確実にデニソワ人」と確定しているという状況だ。

もしかしたら、デニソワ人の良いサンプルはもう見つかってるかもしれないけど、気づいていないだけかもしれない…。