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zoom RSS だいたいコロンブスのせいだ。カリブの先住民、タイノ人について調べてみた。

<<   作成日時 : 2018/10/23 00:10   >>

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タイノ人(Taino)というのは、大航海時代にヨーロッパ列強国が侵略して追いやったカリブ海の島々に住んでいた先住民のこと。コロンブスがここをインドだと思い込んでいたために「西インド諸島」という名前で呼ばれる地域だ。
西インド諸島には、コロンブスの到達時点でタイノ人のほかにグアナハタ・ベイ人、アイランド・カリブ人と呼ばれる別集団も住んでおり、彼らに比べて自分たちのほうが文化的に優れている、「高貴(タイノ)」な人々である、と名乗ったのが民族名の由来となっている。

タイノ人の純粋な子孫は、現在では絶滅しており、主にコロンブスの時代の記録と、考古学的資料に頼って研究されている。侵略を免れて逃げた子孫と名乗る人たちは幾らか存在するようだが、混血が進み、文化などもほとんど伝承されていないため、侵略以前の状態を再現することは困難となっている。

…何しろ研究対象が既に消滅してしまった民族集団なので、研究内容はほぼ推測。
マジでまとまった資料がなかなか出てこなくて、最初はよくわからんかった。

あと西インド諸島で最大の島であるキューバがアメリカちゃんとケンカしてて研究内容があんまり公表されてなかったり、そもそもカリブの島って自国で考古学とかあんまり研究してなかったり、とにかく不遇なジャンルだと思う。
だと思うんだけど、なぜか邦語の資料があったりしたんですよ…!

タイノ人―コロンブスが出会ったカリブの民 (叢書・ウニベルシタス)
法政大学出版局
アーヴィング ラウス

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ただ、この本を読んでみても、内容はいまいちしっくりこない部分が多い。
なぜかというと、先に書いたとおり タイノ人が絶滅 してしまっていて、記録も不完全かつ調査も限定的なので、推定に頼る部分が多いからなのだ。まぁだいたいコロンブスのせいだよ。あとイギリスさんとかスペインさんとか無茶苦茶やらかしてるの、毎度のことながらちょっとは反省したほうがいいよ。

とりあえず、うっすら判っているのはこういう内容。
コロンブスがやって来た頃の民族分布。

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西インド諸島への入植ルート。
最初は近い中米(左上)からのルートで人が入ってきて、タイノ人はその次に中米(右下)からのルートで入植したと考えられている。以降、時代を通してこれらのルートを通って幾度かの移民の波が押し寄せてきたと推定されている。

画像



…以上!


あとの内容は、まだ研究途中で固まってないなぁという感じがした。

タイノ人がいかにして自分たちの文化を作り上げていったのかとか、コロンブスとの接触以前はどうだったのかとかは推定部分が多すぎて参考程度、特に定説もなく、おそらくこの本が出てから現在までの間にも書き変わっていると思う。または研究者が少なくてあまり進展がないか、だ。

それもこれもタイノ人を絶滅させたからですよ(´・ω・`) 
インカみたいに大量の建造物や物証を残したわけでもなく、アステカやマヤのように文字があるわけでもない民族集団は、いちど消滅してしまうとほんとに文化の再生が出来ない。


カリブ海の先住民なんてあんまり興味もつ人はいないと思うけど、ほんの500年前、そこにいた数百万ともいわれる先住民がごく僅かな期間にほぼ全滅し、多くの文化が失われた出来事があったというのは。ひとつ、覚えておいても損はないと思うんだ。


Taíno: Indigenous Caribbeans
https://www.blackhistorymonth.org.uk/article/section/pre-colonial-history/taino-indigenous-caribbeans/

画像


大航海時代って、ロマンだけじゃなく闇も深い時代なんだよね…。

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