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zoom RSS 北海道の遺跡・伝承から見る過去の地震の記録

<<   作成日時 : 2018/09/26 00:10   >>

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9月に起きた大地震でクローズアップされたが、北海道でも地震は起きる。そして活断層はある。
今回の地震がそのもっとも大きい活断層ではなさそうなのが意外なだけで。。

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というわけで、北海道の遺跡から見える「過去に起きた大地震の証拠」の話をメモしておきたい。
証拠というのは、判りやすいところで地面が液状化した痕である。今回の地震でも液状化の報道があったが、過去にも何度も起きてきた現象なのだ。

石狩低地帯の縄文〜擦文時代の遺跡に見られる地震痕跡について
https://www.web-gis.jp/e-Forum/2008/027.PDF

札幌周辺の遺跡が分析されており、以下のように、定期的に液状化が発生していた痕跡が認められるという結論に達している。

"検討の結果,札幌およびその周辺では,少なくとも以下の α,β,γ,δ の4つの地震イベントが抽
出された.数百年に一度は市域で液状化を伴う強い揺れが発生していたことになる.

α;1739年(Ta-a)以降(1834年石狩地震に相当
β;947年(B-tm)〜1739年(Ta-a)の間
γ;140年〜650年の間
δ;縄文時代晩期(約2000数百年)以前"


北海道の大地は、昔から地震による液状化を繰り返してきたのだ。
しかし遺跡がそこに残っているということは、すみかを放棄することなく人が住み続けてきたことも意味している。人は、自然災害を克服して何度でも立ち上がれるしぶとい生き物だ。今回の地震による被害は大きいが、きっといつかは元通りに出来るのだろう。


また、アイヌの伝承でも地震の記録はあるという。
石狩の断層あたりに多いのと、おそらく津波を伴っただろうオホーツク沿岸の地域に地震の伝承が多いのが面白い。

北海道における地震に関するアイヌの口碑伝説と歴史記録
http://www.histeq.jp/kaishi_21/P121-136.pdf

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なお、今回の胆振地震は1000年に一度クラスという話もあった。
北海道の縄文時代の遺跡は、続縄文以降で数が減る、という話があったりするので、そのあたりで、今まであまり知られていなかった大きな地震によるイベントがあったりしないのかなぁ… と、ちょっと思ってみたりもする。

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