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zoom RSS やっぱり航海実験が余計だった。「人類誕生」第三集、海を渡るホモ・サピエンス

<<   作成日時 : 2018/07/29 00:10   >>

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NHKスペシャルでやってた「人類誕生」、最後の第三集をようやく見た。
うんまぁ、第二集までのときに予測したとおり、科博がやってるプロジェクトを無理やりねじ込んできてて、そこの部分めっちゃ要らないやつだった…。

公式ページ
https://www.nhk.or.jp/special/jinrui/archive.html#onair3

第一集と第二集の感想
http://55096962.at.webry.info/201806/article_7.html

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まずこれ何がマズいのかざっくり説明すると、番組では「3万年前に台湾から沖縄に向けてホモ・サピエンスが海を越えて渡って来た! すごいぞホモ・サピエンス!」と言ってるけど 実際は海を越える必要がない。

なんでかって? 3万年前は今より寒くて海面が低いからですよ。海こんなに広くないんですよ…。

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スンダランド出してるのに、なんで日本周辺の地図だけ現代に近いのwww っていう。
実際はこんなですよ。110キロどころか隣に島が見えてるレベルなんですけど。黒潮の流れだって現代とは全然違うし、現代の海を越える話で三万年前の再現が出来ることになってんのか思考過程が分からない。何で草舟→竹舟→丸太船とか材料ころころ換えてる意味も根拠も分からない…。

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…というようなツッコミをまとめてあるのが以下の記事。


【まとめ用】これは実験考古学でも真っ当な学問でも無いです…。「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」
http://55096962.at.webry.info/201704/article_14.html



とりあえずもうね、無意味な航海実験のところだけガクンとレベルが落ちるのでほんと要らなかった。

それ以外の部分、シベリアから北海道に渡って来た人たちの防寒対策の話とかは面白かった。骨から縫い針をつくる再現実験とか。

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最後も無難にまとめてきていたので、シリーズ全体としてはいい出来だったのではないかと思う。

ただ、第二回までの時の感想に書いたとおりやはり不確定要素が多すぎるし、今はまだ分かっていないことも沢山ありすぎる。ネアンデルタールはホモ・サピエンスにくらべて言語が未熟だったとか、複雑な道具を作れなかったはずだとかいう話すら怪しくて、本当にそうだった確証がない。複雑な道具がないからネアンデルタールには作れなかった、のではなく、ネアンデルタールに作れたはずがないから複雑な道具はぜんぶホモ・サピエンスのものということにしてきた、というのが現状だからである。それが最近ではキッチリ区分できなくなって、両者が一緒に暮らしていた遺跡…みたいな濁した表現も出てきているので、この先10年で何がどうひっくり返るか分からない。

このシリーズは、あくまで「現時点での無難な説明」として観ておいたほうがいいだろう。

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