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zoom RSS トリノ聖骸布の真贋論争を新たな視点から…「流れる血の跡の妥当性」

<<   作成日時 : 2018/07/26 00:10   >>

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トリノにある「聖骸布」とは、十字架にかけられて死んだイエスの体を、十字架から下ろしたあとに包んだ布―― と言われているものである。包んだ布にイエスの姿が映りこんだといわれているもので、表面に死んだ男の姿が浮かび上がっている。

本でもネットでも情報はいくらでも出てくるものなので細かい説明はおいとくとして、その布には他の多くの聖遺物と同じく真贋論争がある。そしてこれまた他の多くの聖遺物と同じく、「科学的に見れば」これがイエスの死体を包んだものと見なす理由はほとんどない。これもまた、布の真贋に関わる研究のひとつなのだが、そのやり方がとてもユニークで面白い。

'At least half Holy Shroud bloodstains fake'
https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2018/07/at-least-half-holy-shroud-bloodstains.html

十字架からおろされたばかりのイエスの骸を包んだことになっているこの布には、十字架にかけられた際の傷跡から流れたという血痕がついている。その血痕を検証して、現実にありえる血の流れ方なのかどうかを調べてみた結果、半分は「ありえない流れ方」だったというものだ。つまり、血の跡はあとから「それらしく」布に描かれたものだろうというのだ。

画像


どうもこの血痕を描いた人は、十字架にかけられた人がどう出血するかは知っていても、十字架から下ろされたあと、死後にどう出血するかまでは知らなかったらしい。肝臓のあたりにうっ血はしないから、そこから血は流れ出さない、という現代医学らしい検証は成程なーと。

この検証のやり方なら本物に触れる必要も、サンプルをとる必要もない。また布本体が本物かニセモノかという話でもない。他の研究と組み合わせることで、真贋論争の方向を決める内容だ。研究のやりかたがうまい。



もちろん、この内容を重要視しない人もいるだろう。
以前の、布が中世に作られたものだという調査結果でさえ拒絶する人はいる。また、宗教における信仰、信条は科学による裏づけを必要とせず、信ずれば真実となるの世界なのも事実である

しかしまぁ、私は別に信者じゃないし、信仰の世界よりは科学のほうに属しているので。この布を作ったのが誰で、どんな手法だったのかに明らかになってほしい。

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