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zoom RSS また人類史が書き変わる…? アフリカ外で210万年前に既に石器がつくられていた可能性

<<   作成日時 : 2018/07/18 00:10   >>

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毎度言ってるけど人類史は今とてもホットなジャンルの一つで、ものすごい勢いで新発見や新たな研究結果が追加されているので、ぶっちゃけ「今」人類史を書いても「とりあえず今んとこは」という枕をつけるしかない状態なんですよ。。。とはいえ、これが追加されると既存説との整合性がとれなくてやばみ。

210万年前の石器を中国で発見、アフリカ以外最古
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/071300205/

" 中国陝西省上陳(シャンチェン)村の遺跡で発見された100個ほどの石器が、初期のヒト族がアフリカ大陸を出たとされる時期を25万年以上も早めることになるかもしれない。

 石器を製作したヒト族は、210万年前〜130万年前の80万年間、断続的にこの地域に住み、アフリカ以外では先例のない道具を残した。ジョージアのドマニシ遺跡で発見されたホモ・エレクトスの最古の化石は180万年前のものだが、上陳遺跡から出土した最古の道具は、それよりさらに約30万年も古い"



確かに中央アジアは空白地帯って聞いたことあるけど、いきなりこんな遡ってええの…?
これが年代の鑑定ミスでないならば、ほんとに初期のシナリオがどかんと変わるから今まで人類史関連の本出してた学者さん軒並み涙目である。

ちなみにホネ・サピエンス誕生は200万年くらい前とされているので、この石器の年代があっているならば、「ホモ族ではあるけれどホネ・サピエンスじゃない誰か」が作った、ということになる。なので、180万年前にジョージア(黒海の沿岸!)に住んでいたホモ・エレクトスの骨の話がされている。しかし西アジアで180万年前ということは、210万年前にユーラシア大陸を東まで突っ切ったのはホモ・エレクトスではなかった可能性がでてくる。その時期、果たして一体誰が、中国の東に到達していたのか。まずそこからわからん、という話である。


サマリー的な記事

Discovery of ancient tools in China suggests humans left Africa earlier than previously thought
https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2018/07/discovery-of-ancient-tools-in-china.html#1yRF0qELkQybAE9G.97


元論文
https://www.nature.com/articles/s41586-018-0299-4

画像



また、上の図のように、周辺地域の石器の年代から突出しているのも謎だ。周辺地域では「まだ」同じくらい古い時代の石器が見つかっていない…のかもしれないが、数十万年くらい年代を間違えてる可能性がないのかどうかも、ほんのちょっぴり疑ってしまう。石器の写真を見ると、自然に割れたニセ石器っぽく見えるのがあって不安になる。さすがに石器と自然石の取り違えはないとしても、ちょいちょい旧石器にしては洗練されてるように見えるのがあるのは気になるところ。石器はそのものだけで年代を鑑定することは出来ないから、ある程度、出てきた地層の古さに頼ることになる。でも、地層はかくはんされて、上位地層の石器が下の地層に混じることもある。まさかプロがそんなことをやるわけない、と言いたいところだが、悪意のある捏造以外でも遺物の年代修正はちょいちょい発生してるので追加の検証待ちかなぁ…。

もし年代が正しかった場合、

・210万年前に黄河地帯にいるためにはホモ族は何万年か前にアフリカを出てないとムリなので、本当に初期の人類史が大きく書き変わる
・そもそもそのホモ族が何者だったのかの検証が必要
・そのホモ族はホモ・サピエンス誕生前なので接点がなく、アフリカと中央アジアで同時に似たような石器が進化したことになる? どうやって説明つける?

といった頭抱える問題が沢山発生しそう。

いやあ、場所が西アジアあたりならまだアリかなーと思ったけど、中国の東の方だからなぁ。210万年前にここに到達するなら250万年前くらいにアフリカ出発して世界の半分踏破するくらいの勢いだろうし、人類の拡散も石器の進化史も、今までの既存説片っ端からひっくり返さないと整合性とれなくないやつじゃないのかなこれ。。。

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