ツタンカーメン狂想曲に踊った人々と眺めてた人々 「隠し部屋」報道の裏にあったものとは
日本語訳の記事も出ましたねってことで、とりあえず補足でも。
何しろ専門の人があんま動かないですからねぇ。。。
ツタンカーメン王墓の「隠し部屋」、迷走の真相
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/051100163/
これは、数日前に速報として流れた以下と同じ話。
ツタンカーメン王の墓の「隠し部屋」、調査方法に専門家ら異議
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6200471
言いたい内容は以下の過去記事のとおりです。
相次ぐエジプト関連ニュース…古代ロマン? 乗せられてるようではまだまだ甘いぞ
http://55096962.at.webry.info/201512/article_2.html
果たして「結論ありき」ではない建設的な議論はされるのか。ツタンカーメン・カンファレンス、開幕。
http://55096962.at.webry.info/201605/article_6.html
ツタンカーメン・カンファレンスの開催前に上げた記事のほうで、私は
”現時点までに出た情報だけなら、私は「秘密の埋葬があるというのは疑わしい」という意見を採る。”
と書きました。
その時点では、二回目のスキャンの詳細な結果も知りませんでした。(何しろ発表されていなかった) でも、その情報が無くても「疑わしい」と言うしかない状況だったんです。どういう状況だったのかをサクっと書きたいと思います。
----------------
●そもそも隠し部屋の存在を証明する結果が出ていなかった
「ツタンカーメンの墓に隠し部屋か?!」「隠し部屋の可能性90%」みたいな見出しが躍っていましたが、ぶっちゃけ週刊誌と同じレベル。元のソースを辿っていくとそんな証拠はどこにもない。前に上げた記事のとおり、空間「らしきもの」が見つかったという情報は出てましたが、それが「部屋」なのか「掘りかけの空間」なのかも、そもそも「岩盤の割れ目」なのかも「人工物」なのかも検証されてなかったんですよ(笑) ありえねえ。
つまり、いままでメディアが流してきた情報は 期待値でカサ上げした不正確な情報だった わけです。「90%存在するとか徳川埋蔵金かよ」というツッコミも書きましたが、そうです、その「90%」の根拠がどこにも無く、いつものエジプトさんのリップサービスだろハハン という状態だったんですね…。
(なのになぜか日本の本職の学者さんがこれに釣られて踊ってたのはビビった。何でだよ!)
(せめてあのテレビによく出てる先生くらいはもうちょっと引いてくれるかと思ってたのに…)
あと↓この図も、単なる想像図であって調査で分かったものではないです。
小さく「リーブス氏の論文を基に…」って書いてあるのは、リーブス氏が「もし部屋があるなら多分こんな感じ」って空想で書いた図ですよって意味^^;
●当初から多数の疑問の声は飛び交っていたが、メディアはそれをほとんど拾わなかった
ていうか日本語のメディアで拾ってたところ皆無だったような気がします。英語圏でもそんなに多くなかったけど、前回書いたコレ(英語記事)とかは、まさに今回のカンファレンスで問題視された意見ですよね。
●キッカケとなった元論文の主張が納得出来ない
疑問の声の中には、根本的な話として、「なんでわざわざネフェルティティとツタンカーメンを一緒に埋葬せにゃならんのか」という話がありました。
実際、自分でNicholas Reevesの論文を読んでみても「??」でした。これ途中からロジックが破綻してません?
http://www.academia.edu/14406398/The_Burial_of_Nefertiti_2015_
・ツタンカーメン墓の壁に不自然な凹みや段差がある
↓
・壁の向こうには未知の空間があるかもしれない
ここまでは理解できたし、ありえるかなと思う。だけどその先、
・隠し部屋にはネフェルティティが眠っているに違いない
…ここが理解できなかった。論拠が薄いし飛躍しすぎている。
ツタンカーメンの墓の副葬品に、彼以外の一族の名前の刻まれたものが多数入っているのは事実。墓が王のものにしては小さいのも事実。しかし急死した王の墓を作る時間が十分とれるわけもなく、副葬品だって過去に作った予備品の使いまわしくらいやるでしょ。(まさか予備が一切ないとも思えないし)
理解出来ないのは自分の頭が悪いせいなのかとも悩みましたが…、何度考えても、やっぱさ、別にネフェルティティの墓にツタンカーメン入れる必要なくね? 隠し部屋が予想通りの位置にあったとしても、あんな構造の墓は第18王朝の王墓らしくない。別人の墓を再利用した根拠にはならない。
このへんも実は当初から海外のエジプト学者の間には疑問の意見は出てました。ほとんどメディアに触れられることなく流されてたけど。
(見た感じ、日本の先生は誰も疑問視してなかったんですよね…)
(せめてアマルナが専門の先生くらいは何か動くかなって思ってたんだけど)
----------------
というわけで、以上三点から導き出された結論が、「秘密の埋葬があるというのは疑わしい」でした。
いやー、エジプトさんの大本営は相変わらずリップサービスだけは絶好調で、メディアによっては「間もなく隠し部屋が見つかる」くらいのノリでしたからね。もしまともな意見が出ずに、今の状態のまま「よーしパパ、墓の壁に穴あけちゃうぞぉ」とか言い出してたら私ちょっとマジギレしてましたよ…良かったよ世界の学者たちがマトモで…。
しかし二回目のスキャンで空間の存在が全く認められてなかった、ってのは意外でしたね。
二回目のスキャン行われたのだいぶ前ですよ、ギリギリまで情報を隠しやがったなエジプトさん、さすがきたない観光客ほしさにやりやがった、って感じ。
要するにこの件は、観光客を呼びたいエジプト政府と、研究のチャンスが欲しいエジプト学者と、話題がほしいメディアの三者のニーズが一致して発生したカラ騒ぎだったのです。
(まだ終わってないけど)
今後この件が、どう流れていくのかは分かりませんが、最初にリンクした2015年の記事に既に書いたとおり、さんざん期待を煽るだけ煽っておいて何も出てこなかったらアフターケア無しで突き落とすのは エジプトの考古学ではよくあること です。クレオパトラの墓を見つけられなかったときや、セティ1世の墓の隠し通路から何も出てこなかったときのように、ある日とつぜん報道が無くなり、そのまま何も語らないということも在り得ます。最終結果は次回の再調査で出るんでしょうから、まあ、そこまでは情報は出ると思います。たぶん。
「まだ慌てるようなときじゃない。座って待ってろ」と言い続けていた意味をご理解いただけましたでしょうか。
エジプトさんはこういう国、もう覚えましたね? ピラミッドのスキャンについても、過剰な期待はせずに、のんびり茶でもすすって「ほーん、で?」くらいの気持ちで待つのが吉でございます。急いで踊るとロクなことにならないです。
******************
リーブス氏の「ツタンカーメンの黄金のマスクがネフェルネフェルウアテンのものとする説」についてはこちらを。
http://55096962.at.webry.info/201601/article_19.html
これも、結論を導き出すには条件が足りない説…。
あと最近のエジプトさんのビミョウな研究として以下も参考にどうぞ。
実はこっちも怪しかったんだよね…。
ツタンカーメンの親子鑑定DNA解析に見る問題点(1) STR検査法とその使い方
http://55096962.at.webry.info/201604/article_20.html
ツタンカーメンの親子鑑定DNA解析に見る問題点(2) 科学の体裁を模した"解体ショー"
http://55096962.at.webry.info/201604/article_23.html
-----------------------
最後に、ナショナル・ジオグラフィックの記事でここまでの経緯をおさらい。
-----------------------
2015/11/30
ツタンカーメンの墓に隠し部屋か
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/112700340/?P=1
2015/12/03
ツタンカーメンの隠し部屋、日本の技術者が活躍
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/120200344/
2015/12/24
ネフェルティティの墓に考古学者が期待する理由
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/122200055/
*** ここまでは「隠し部屋」が確定したかのような扱い ***
*** ここから若干抑制的な書き方になる ***
<4月1日づけで考古相がチェンジ>
2016/04/20
ツタンカーメンの墓を再びレーダー調査
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/040200120/
2016/05/09
会議の結果、「今の状態では隠し部屋どころか空間無いんちゃう?」という話に
2016/5/12
ツタンカーメン王墓の「隠し部屋」、迷走の真相<今ココ>
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/051100163/
(英語版記事これ)
In Egypt, Debate Rages Over Scans of King Tut's Tomb
http://news.nationalgeographic.com/2016/05/160509-king-tut-tomb-chambers-radar-archaeology/
-----------------------
【まとめ】
・そもそも隠し部屋など見つかっていない
(最初のスキャン調査で出てきたのは「空間がある”可能性”」)
・にも関わらずメディアは「隠し部屋が見つかった」と報道し、エジプト政府の大本営とリップサービスに従った
・疑問や反論はメディアにほとんど拾われなかった
・日本のエジプト学者は分かってたけどいわなかったのか本当に分かってなかったのか、「隠し部屋」と繰り帰し不正確な報道されていることはほぼスルー。
その昔、吉村作治にツッコミ入れまくってた時代に「なんでこんなチャチい話に誰もツッコまないんだよ…」と思ってましたが、なんかこう、うん、理由が分かった気がするよ。エジプトで研究してる人ってそーいうもんなんですね…
ちゃんと仕事する学者のいるマヤはいいなぁ。
何しろ専門の人があんま動かないですからねぇ。。。
ツタンカーメン王墓の「隠し部屋」、迷走の真相
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/051100163/
これは、数日前に速報として流れた以下と同じ話。
ツタンカーメン王の墓の「隠し部屋」、調査方法に専門家ら異議
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6200471
言いたい内容は以下の過去記事のとおりです。
相次ぐエジプト関連ニュース…古代ロマン? 乗せられてるようではまだまだ甘いぞ
http://55096962.at.webry.info/201512/article_2.html
果たして「結論ありき」ではない建設的な議論はされるのか。ツタンカーメン・カンファレンス、開幕。
http://55096962.at.webry.info/201605/article_6.html
ツタンカーメン・カンファレンスの開催前に上げた記事のほうで、私は
”現時点までに出た情報だけなら、私は「秘密の埋葬があるというのは疑わしい」という意見を採る。”
と書きました。
その時点では、二回目のスキャンの詳細な結果も知りませんでした。(何しろ発表されていなかった) でも、その情報が無くても「疑わしい」と言うしかない状況だったんです。どういう状況だったのかをサクっと書きたいと思います。
----------------
●そもそも隠し部屋の存在を証明する結果が出ていなかった
「ツタンカーメンの墓に隠し部屋か?!」「隠し部屋の可能性90%」みたいな見出しが躍っていましたが、ぶっちゃけ週刊誌と同じレベル。元のソースを辿っていくとそんな証拠はどこにもない。前に上げた記事のとおり、空間「らしきもの」が見つかったという情報は出てましたが、それが「部屋」なのか「掘りかけの空間」なのかも、そもそも「岩盤の割れ目」なのかも「人工物」なのかも検証されてなかったんですよ(笑) ありえねえ。
つまり、いままでメディアが流してきた情報は 期待値でカサ上げした不正確な情報だった わけです。「90%存在するとか徳川埋蔵金かよ」というツッコミも書きましたが、そうです、その「90%」の根拠がどこにも無く、いつものエジプトさんのリップサービスだろハハン という状態だったんですね…。
(なのになぜか日本の本職の学者さんがこれに釣られて踊ってたのはビビった。何でだよ!)
(せめてあのテレビによく出てる先生くらいはもうちょっと引いてくれるかと思ってたのに…)
あと↓この図も、単なる想像図であって調査で分かったものではないです。
小さく「リーブス氏の論文を基に…」って書いてあるのは、リーブス氏が「もし部屋があるなら多分こんな感じ」って空想で書いた図ですよって意味^^;
●当初から多数の疑問の声は飛び交っていたが、メディアはそれをほとんど拾わなかった
ていうか日本語のメディアで拾ってたところ皆無だったような気がします。英語圏でもそんなに多くなかったけど、前回書いたコレ(英語記事)とかは、まさに今回のカンファレンスで問題視された意見ですよね。
●キッカケとなった元論文の主張が納得出来ない
疑問の声の中には、根本的な話として、「なんでわざわざネフェルティティとツタンカーメンを一緒に埋葬せにゃならんのか」という話がありました。
実際、自分でNicholas Reevesの論文を読んでみても「??」でした。これ途中からロジックが破綻してません?
http://www.academia.edu/14406398/The_Burial_of_Nefertiti_2015_
・ツタンカーメン墓の壁に不自然な凹みや段差がある
↓
・壁の向こうには未知の空間があるかもしれない
ここまでは理解できたし、ありえるかなと思う。だけどその先、
・隠し部屋にはネフェルティティが眠っているに違いない
…ここが理解できなかった。論拠が薄いし飛躍しすぎている。
ツタンカーメンの墓の副葬品に、彼以外の一族の名前の刻まれたものが多数入っているのは事実。墓が王のものにしては小さいのも事実。しかし急死した王の墓を作る時間が十分とれるわけもなく、副葬品だって過去に作った予備品の使いまわしくらいやるでしょ。(まさか予備が一切ないとも思えないし)
理解出来ないのは自分の頭が悪いせいなのかとも悩みましたが…、何度考えても、やっぱさ、別にネフェルティティの墓にツタンカーメン入れる必要なくね? 隠し部屋が予想通りの位置にあったとしても、あんな構造の墓は第18王朝の王墓らしくない。別人の墓を再利用した根拠にはならない。
このへんも実は当初から海外のエジプト学者の間には疑問の意見は出てました。ほとんどメディアに触れられることなく流されてたけど。
(見た感じ、日本の先生は誰も疑問視してなかったんですよね…)
(せめてアマルナが専門の先生くらいは何か動くかなって思ってたんだけど)
----------------
というわけで、以上三点から導き出された結論が、「秘密の埋葬があるというのは疑わしい」でした。
いやー、エジプトさんの大本営は相変わらずリップサービスだけは絶好調で、メディアによっては「間もなく隠し部屋が見つかる」くらいのノリでしたからね。もしまともな意見が出ずに、今の状態のまま「よーしパパ、墓の壁に穴あけちゃうぞぉ」とか言い出してたら私ちょっとマジギレしてましたよ…良かったよ世界の学者たちがマトモで…。
しかし二回目のスキャンで空間の存在が全く認められてなかった、ってのは意外でしたね。
二回目のスキャン行われたのだいぶ前ですよ、ギリギリまで情報を隠しやがったなエジプトさん、さすがきたない観光客ほしさにやりやがった、って感じ。
要するにこの件は、観光客を呼びたいエジプト政府と、研究のチャンスが欲しいエジプト学者と、話題がほしいメディアの三者のニーズが一致して発生したカラ騒ぎだったのです。
(まだ終わってないけど)
今後この件が、どう流れていくのかは分かりませんが、最初にリンクした2015年の記事に既に書いたとおり、さんざん期待を煽るだけ煽っておいて何も出てこなかったらアフターケア無しで突き落とすのは エジプトの考古学ではよくあること です。クレオパトラの墓を見つけられなかったときや、セティ1世の墓の隠し通路から何も出てこなかったときのように、ある日とつぜん報道が無くなり、そのまま何も語らないということも在り得ます。最終結果は次回の再調査で出るんでしょうから、まあ、そこまでは情報は出ると思います。たぶん。
「まだ慌てるようなときじゃない。座って待ってろ」と言い続けていた意味をご理解いただけましたでしょうか。
エジプトさんはこういう国、もう覚えましたね? ピラミッドのスキャンについても、過剰な期待はせずに、のんびり茶でもすすって「ほーん、で?」くらいの気持ちで待つのが吉でございます。急いで踊るとロクなことにならないです。
******************
リーブス氏の「ツタンカーメンの黄金のマスクがネフェルネフェルウアテンのものとする説」についてはこちらを。
http://55096962.at.webry.info/201601/article_19.html
これも、結論を導き出すには条件が足りない説…。
あと最近のエジプトさんのビミョウな研究として以下も参考にどうぞ。
実はこっちも怪しかったんだよね…。
ツタンカーメンの親子鑑定DNA解析に見る問題点(1) STR検査法とその使い方
http://55096962.at.webry.info/201604/article_20.html
ツタンカーメンの親子鑑定DNA解析に見る問題点(2) 科学の体裁を模した"解体ショー"
http://55096962.at.webry.info/201604/article_23.html
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最後に、ナショナル・ジオグラフィックの記事でここまでの経緯をおさらい。
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2015/11/30
ツタンカーメンの墓に隠し部屋か
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/112700340/?P=1
2015/12/03
ツタンカーメンの隠し部屋、日本の技術者が活躍
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/120200344/
2015/12/24
ネフェルティティの墓に考古学者が期待する理由
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/122200055/
*** ここまでは「隠し部屋」が確定したかのような扱い ***
*** ここから若干抑制的な書き方になる ***
<4月1日づけで考古相がチェンジ>
2016/04/20
ツタンカーメンの墓を再びレーダー調査
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/040200120/
2016/05/09
会議の結果、「今の状態では隠し部屋どころか空間無いんちゃう?」という話に
2016/5/12
ツタンカーメン王墓の「隠し部屋」、迷走の真相<今ココ>
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/051100163/
(英語版記事これ)
In Egypt, Debate Rages Over Scans of King Tut's Tomb
http://news.nationalgeographic.com/2016/05/160509-king-tut-tomb-chambers-radar-archaeology/
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【まとめ】
・そもそも隠し部屋など見つかっていない
(最初のスキャン調査で出てきたのは「空間がある”可能性”」)
・にも関わらずメディアは「隠し部屋が見つかった」と報道し、エジプト政府の大本営とリップサービスに従った
・疑問や反論はメディアにほとんど拾われなかった
・日本のエジプト学者は分かってたけどいわなかったのか本当に分かってなかったのか、「隠し部屋」と繰り帰し不正確な報道されていることはほぼスルー。
その昔、吉村作治にツッコミ入れまくってた時代に「なんでこんなチャチい話に誰もツッコまないんだよ…」と思ってましたが、なんかこう、うん、理由が分かった気がするよ。エジプトで研究してる人ってそーいうもんなんですね…
ちゃんと仕事する学者のいるマヤはいいなぁ。