古い時代のエジプト写真を求めて。ボンフィス(Bonfils)ファミリーの写真を探してみた

オールド・カイロの駅おりてすぐの通りに、古いエジプト写真を引き伸ばしたポスターばっかり売ってるお店があったんですよ。昔行ったとき。そこで買った、ダムが出来る前の、まだナイルの増水があった頃のピラミッドの写真がとても気に入ってて今も本棚に飾ってあったりする。

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で、こういうカンジの古い時代のエジプト写真が欲しかったので、ちょっと探しにいってきた。
ボンフィス一家というのが有名らしいので…

Félix Bonfils
http://en.wikipedia.org/wiki/F%C3%A9lix_Bonfils

Wikipedia記事の、下のほうにリンクされてるのが、ボンフィス一家の写真を掲載しているページ。

19世紀広範に中東で活躍したフランス出身の家族らしい。エジプトだけじゃなくてレバノンやシリアの、当時の貴重な写真がいっぱい。


エジプトは当時まだ今みたいに観光地化されていないので、神殿が半分埋もれてたり、まだアスワン・ハイ・ダムも出来ていないのでナイルの増水があって川辺の風景が今と全然違ってたり。ほんの数百年前でも、同じ遺跡が今とまったく違う顔を見せてくれているので非常に面白いです。




昔持ってたけどパソコン壊れたときに無くした「道端で売られてるミイラ」の写真あったー!

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これこれ。わずか数百年前にはこんなカンジで観光客むけに道端で遺物売られてたっていうね。
アメリカにファラオのミイラが渡ってたとかいうのも、たぶんこういうとこで何気なく買って持って帰ってたからだと思うんだよね…。それを取られたから返せー!って頭ごなしで批判するのもおかしな話で。


観光地化される前のスフィンクス写真。

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片手だけちょこんと砂の上に出してるスフィンクスが妙にかわええ。
神話に曰く、砂に埋もれたスフィンクスは掘り出してくれたら王にしてやるとかのたもうたらしいので、ここから掘り出せばあなたもきっとエジプトの王。(違)


あとこれ。よく見かける写真だけどボンフィスさんのだったらしい。
かつてナイルの増水があったころはピラミッドの近くまで川の水が来てて、水面に映るピラミッドが拝めたという話。今はもうその風景を見ることは出来ない。

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修復前のカルナック神殿。

天井の石が落ちてるのは人力で直したらしい。今の姿も嫌いじゃないんだけど、こういう混沌とした修復前の姿もそそられる。なんていうか、「他人が完成させたジグソーパズル眺めても面白くない、ピースがバラバラの状態から完成図を想像するのが楽しい」みたいな、そんな感覚。

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で、うにうに検索していたら、ついでにこんなサイトも発見。

Early Images of Egypt
http://kiva.lib.utk.edu/egypt/egypthome

ムッヒョフォウ! エジプト写真満載で鼻血がッ。
ボンフィスさんのじゃないけど↓これとかどストライク。

Colonnade of Second Court, Temple of Rameses III
http://kiva.lib.utk.edu/egypt/items/show/698

半分埋もれた神殿の柱に近所の人が何気なく休憩している。こういう廃墟写真大好き。遺跡が時の中で忘れ去られながら人の暮らしに溶け込んでいく切ない感じがたまらん。

今はもうダムに水没して見られない風景とかも沢山。こういうのが保存されてて良かった。今はデジタル化して残せるからねえ…。



あと議会図書館のHPでも古い写真がたくさん手に入るみたい。著作権切れてるやつは使えるね。
http://www.loc.gov/pictures/

サーチで「egypt」とか入れたら死ぬほど写真出てきて見終わりませんが!ω;`)
右クリックが終わらない…。