古代エジプトの秘宝・ツタンカーメン展 ※注意、黄金のマスクは来てません。※

大阪で3/17から開催中の「古代エジプトの秘宝 ツタンカーメン展」。

もともとエジプトものの展示会は人気が高く、しかもその中でも知名度抜群のツタンカーメンの名を冠するとあって始まる前から注目度は高く、「行きたい」と言ってる人は周囲に結構いたりしたんだが、どうにもこうにも、8割くらいの人が「ツタンカーメン」+「黄金」のキーワードで、あの有名な「黄金のマスクがくる」んだと勘違いしているようだ。

…今回は黄金のマスク来ませんよ。

CMやらチケットやらでデカデカと描かれてる、あれはマスクじゃなくてミイラ作るときに内蔵を入れるカノポス壺というモノでございます。

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ファラオ様ともなれば、黄金の被葬品は仮面だけじゃないのです。棺を囲む厨子やら椅子やら、そう簡単にお国から運び出せないようなデカいものから、身につけるものなどこまいものに至るまで、黄金製品だけでも山とあるわけで。そのうちの幾つかが海外巡航してるという…。

勘違いしたまま出かけて、土日祝で2800円もするわりに黄金のマスクきてないじゃーん! という人もいるんじゃなかろうか。まあ、黄金のマスク来てなくても、わかりやすくて美麗なものが来てるんでまあ損はないと思うんだけども。

私も東京のほうに巡航に来た時は出かけるつもりではあるけど、いかんせん、知名度の高い展示会は人が多いのが難点。出かける方は、人ごみに揉まれる覚悟の上で。



ちなみに、この時期にツタンカーメンの財宝が海外巡航しているのは、エジプトさんでいまカイロ博物館の建て直しをしているからで、入場料がお高いのも新設の博物館の建設資金捻出のためと思われます…。去年の暴動でカイロ博物館にも賊が押し入ったりしてるので、展示し切れてない高価なモノは海外に出しといたほうが安全、というのもあるかもね。

暴動後、ようやく建設再開された新設の大博物館ですが、今までのカイロ博物館からするとだいぶ大きなハコモノになる予定みたい。まあ、でなければ全部を収蔵しきれないんだそうですが。出土品が膨大すぎて、今のカイロ博物館では展示どころか収納すらおぼつかないというのがエジプトさんの実情なのです。

そんなわけで、実は展示もされずに倉庫に山積みになってる遺物も大量にあったりするカイロ博物館…
今回のツタンカーメン展にも、そういうお蔵入りになっていた遺物が来てたりして。(笑


#カイロ博物館は図録の整理すらされていないので
#研究者が誰も知らないブツがある日とつぜん出てきたりする