古代エジプト人「最近 薄毛が気になる…」 古代人といくアデランスの旅 ハゲと呼ぶな純情派

もはや何がなんだか分からないことになっていますが、とにかく古代エジプトのハゲの話ですよ。


古代エジプトといえば、とりあえず髪の毛剃っといてカツラでも被っときゃ誰も髪の毛なんて気にしないだろ的に思われがちである。壁画だってツルッパゲで描かれてる人多いし。どうせ剃るんだったら、生えてようが生えてなかろうが関係ないだろ。そんな風に思っていませんか。

だけどな、実際

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ハゲはハゲなんだよ、古代でも。(ざっくりと)


農民やるのにクソ暑いときに日がな一日カツラなんて被ってられるわけないじゃないですか!!
その貧弱な頭皮を光と風に晒しながら畑耕すんですよ!
隠そうが隠すまいが、太陽神様はまるっとお見通しだよ!

場合によっちゃ、人類最古の毛生え薬を記録に残したのはエジプト人かもしれないってぇお話ですよ。



「エーベルス・パピルス」という、古代の医療法を書き記したパピルスがありましてだな。
紀元前1550頃に書かれたものとされ、薬草を用いた様々な治療法が書かれている。その中にこんな記述が。


はげ頭の人の毛髪を生やす
ライオンの脂肪、カバの脂肪、ワニの脂肪、ネコの脂肪、ヘビの脂肪、岩山のヤナギの脂肪を柔らかな塊にし、はげ頭に塗る。

―エーベルス・パピルス465



効いたのかどうかは、この際どうでもいい。

古代エジプトにハゲを気にする人がおり、実際に医者が毛生え薬を処方していたという、その事実こそが重要なんですよ奥さん。やっぱ毛はないよりあったほうがいいんですよ。ここまでストレートに言われちゃもうね。


他にも、

脱毛を起こす病に
イチジク、セベスチン、黄土、乳香、ガチョウの脂肪を、甘いビールに入れて煮て裏ごしして四日間飲ませる。

―エーベルス・パピルス777


とか、

毛髪を生えさせる軟膏
タマリンド、カヤツリグサ、タマリスク、カノコソウ、エンマー小麦の種子、油か脂肪、蜂蜜を混ぜて、それを頭に塗り包帯をする。

―エーベルス・パピルス 472


効かねぇだろそれ…と心のなかでツッコみながら無駄な足掻きに一縷の望みをかける医者と患者の毛髪をめぐる熱い戦いを想像して涙を禁じ得ない。


カツラはあっても 地毛がいい


そんな、古代エジプトの薄毛に悩むお父さんたちの心の声が聞こえたら、きっと古代エジプト人が身近に感じられると思うのです。共感したあなたは、とりあえず動物園をめぐって指定の動物の脂肪を集めてくるところから始めようか。

(え? 古代エジプトの秘術ですよ? もしかしたら効くかもしれないじゃないですか。責任とらないけど。)