2011年遠征まとめ ウィーン(オーストリア)&プラハ(チェコ)

今年のGW遠征先はオーストリア経由のプラハメインでした。

東欧行ったこと無いんでいっぺんいっとくか的なのもあり、前回がロンドンだったので魔術のメッカ(笑)つながり的なのもあり。最初はプラハだけでいいやと思ってたものの、一般的に直行便のあるウィーン経由で入るコースが人気だとかいうんで、ついでにウィーンも行くか。ということでこのコースに。

帰国時にちらっと書いたけど、今回は震災の影響もあり海外行く日本人は少なめだったよう。ウィーンはそこそこ学生さんがいましたが、プラハはデカい一丸レフもった写真目当てのソロ冒険者数人を見かけた以外は中国人と韓国人ばかり。とくに中国人の団体客の多さは目立ってました…。

まあ、自分が見たかった場所というのが人の趣味嗜好と違っててコースかぶらなかった可能性もありますが。
いつも、どこいっても日本人がウヨウヨいてあーもういいやーってなるのが、居なければ居ないでちょっと寂しかったり。おかげで入出国も飛行機も空いてて自分的には楽だったんですけどね…。




今回の遠征を各三行でまとめ。


●ウィーン

・カギがあかない
・ひたすら工事中
・ぶっちゃけ東京でいい。

●プラハ

・山。ひたすら山。
・パン屋のパンがうまい
・チェコ語はガチでわからねぇ。


お察しのとおりウィーンはイマイチだった感想。

まず「カギがあかない」これはホテルのドアに始まり美術館のドア、果てはトイレにいたるまで。ホテルの宿泊感想にやたらと「ドアの開け方がわからん」と書かれていたもんで、何がそんなに開けにくいのかと思ったら… あれはマジで開け方わからん(笑) なんでカギを二回転半させる必要があるんだ。二回「カチッ」といわせないとダメとか、どこの金庫だ。通りかかったホテルのスタッフに聞いてはじめて知ったわ。
他、美術館のドアは重いわ立て付け悪いわで体当たりしないと開かないし。トイレも同様。とにかく開かない国。なんなんだオーストリア…

さらにウィーンはやたらと工事中で埃っぽい。駅とかじゃなく街なかの建物、道路すべてが工事中。

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シュテファン大聖堂北塔からとった町中の写真。工事用の重機まみれで美しくない…。地震でもあったんかと言いたくなるほどの直しっぷり。ちなみにこの北塔は足元スケスケなうえに手すりが貧弱で、高所恐怖症でなくてもガチで怖い。 風の強い日はオススメしない。

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市立公園にあった、なぜか日本語の工事用横断幕。何があったんだヨハン。不穏すぎるぞこの書き置き。


と、いうわけで工事だらけでウンザリしていたところ、目当ての一つだった美術史美術館が工事中で入れなかった時点でかなりどーでもよくなってしまい、とりあえずシェーンブルン宮殿とベルベデーレ宮殿は見たものの、あとはテキトーにいくつか見ただけでカフェと公園で時間を潰すハメに。天気良かったし、のんびりできたんでそれでもいいんですが、文庫本必須の海外ってのも微妙だ。


ぶっちゃけウィーンは、ハプスブルグ家にあんま興味ない歴史ファンには行く価値は殆ど無い場所でした。


美術館等の施設の入場料が高すぎるわりに中身がショボかったり分量が少なすぎたりで不満。元宮殿だった場所を美術館に改装していたりすると、展示が本館と別館に別れていて一回外にでてから別の建物に移動しないといけなかったり、んで出口が入り口と全然別な場所にあってクロークにあずけたコートを取りに戻るのが超遠かったり…。
ミュージアムクォーターのコンビチケットは買うだけムダ。単品だと売れない商品をむりくりまとめ売りしてるカンジで。なんなのあの小出し感。
もうちょっとどーにかならんのかなぁ。

「音楽の都」っていうわりに路上演奏があるわけでもなし。
ていうかモーツァルトのフィーガロを最初に評価したのはプラハ市民だよね。ウィーンの初演は不評だったんだよね…? どっちかつーとプラハのほうが音楽の都名乗るのにふさわしいんじゃ。スメタナにドヴォルザークという巨匠もいることだし。


宮殿はけっこう楽しかったけど、もとが宮殿だけに床がギシギシ言うわ光が反射して絵が見づらいわで美術館としては微妙。見てよかったなぁと思ったのは、イシス様モチーフの宝石細工とエルフェンリートのOPの元ネタ絵、あとナポレオンさんくらいか。

西洋美術ならやっぱイタリアですよイタリア。



で、期待していったカフェは、ぶっちゃけ東京のほうがオイシイという…。コーヒーはたしかに美味しかったんだけど。コーヒーだけだ。ケーキは東京のほうが上、サービスも込みで。オーケストラやオペラも、東京でやっているもののほうが質が高いと感じた。もちろんウィーンの一流どころは凄いんだろうけど、東京でも初台のオペラ劇場でやってるような一流どころがあるわけで、日本人なら敢えてウィーンまでいく必要性は全く感じなかった。

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郷土料理のグーラシュとやらも食べてみたけど… ふつーに… ビーフストロガノフの味がするシチューだった。旨いけど普通すぎだ。エジプトさんなら、この見た目でとんでもなくエキセントリックな香辛料を効かせてくれるというのにッ…! これ食べながら、ああ、エジプトさんのショルバ・アッツが食べたいなぁー とか思ってた。もっと観光客のいかないような店に行けばよかったのかもしれんが。

ウィーンでしか味わえないのは、お城の中にあるオープンカフェでまたーりお茶しながら優雅な午後を過ごす とか、そういうシチュエーション系の体験だと思う。というか今回のウィーン滞在はひたすらカフェをハシゴして文庫本を消化していく旅だったような気がする。おかげでお金余りました…。

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ヴィーナー・シュニッツェルの付け合せのポテトがスズメに奪われるのを為す術無くぼう然と見守るお兄ちゃん。
さすがウィーンのスズメは狩猟大好きハプスブルグ家の猟銃を逃れてきた百戦錬磨の子孫だけはあるぜ。人間が手で追っ払おうとしても屁でもないんだぜ。

ちなみにヴィーナー・シュニッツェルは、日本のカツのほうが絶対うまいと思います。





プラハについては、満足度が高く気に入りました。ああいう、チマチマしてごっちゃりした町はけっこう好き。

ただ、「中世の街並みが残っている」「雰囲気がある」というガイドブックの評価はウソです。どんな狭い裏路地にもひたすら車が入り込んでくる。 車大杉。街の中心部は空気悪し。そして石畳の上をむりくり走っているのでガタガタうるさいし、路面電車が深夜早朝でも走っているので中世の雰囲気なんて全くない(笑) 中世の街並みがそのままな雰囲気を味わいたければ、車が全く存在しないヴェネツィアを三倍プッシュ。

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街並みはいいんだが、いかんせん…車がなぁ…。

あとプラハ、緊急車両走り過ぎだ。一日10回はサイレンの音を聞いた。なんなのあれ。パトカー走り過ぎ。ポリスメンがいてくれるのは安心できていいんですが、雰囲気台なしだっつー話。


この町は、路面がとんでもない悪路。街の中心部はほぼすべて、石埋め込んだ昔のままの道で隙間だらけ。ヒールやパンプスでいった人はまず足が死にます。んでもって、地図で緑色のところはすべて山だと思え。 プラハ城は言うに及ばず、マラー・ストラナ、ヴィシェフラト、プラハ駅の東側もすべて山。「あれ、俺この国に何しにきたんだっけ」っていうくらい山に登るハメになります。

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マラー・ストラナ徒歩登頂コースはこんなん(笑) なるほどケーブルカーなんかが通ってるわけだ…。
つかケーブルカー乗り場まで行くのも、ケーブルカー降りたあとも山道が続くんで、もういっそふもとから登ったほうが気楽でいいとオイラは思うよ。健脚の人向けだけど。

ヴィシェフラトにいたっては、完全な「城山」。山まるごと昔の城の跡なもんで、山に登って、また降りてくる感じ。沖縄の首里城と似た雰囲気。


プラハのごはんも無難で美味しかったですが、何が一番うまいってそこら辺のパン屋のパンがめっさうまいんですわ。こんなやつ。

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これで15コルナ(70円くらい)。いい匂いにつられてフラーっとパン屋に入ってこれ買ってもしゃもしゃしてたもんで、プラハは食費が安かった安かった。カマンベール載ってる菓子パンめちゃうま! 店の名前は全く覚えていないけど、ヘリコバ駅よりちょっと南のあたりにあった惣菜屋(?)の菓子パンが絶品だった。ウィンドウに並んでる具材もりもりのパンを見てるとどれ買おうか迷うけど、どれ買ってもうまいよ!


大きな地図で見る

場所このへんね。プラハで安く食事したい人は試してみるといいよ。


で、ふつーに買い物してふつーに旅もしてたんだけど、ぶっちゃけチェコ語は全くわからず。てか単語すら聞き取れないってどうなの(笑) スラヴ諸語(DOLで言うところのリガ語)、まじぱねぇ…。単語の綴りも全く違うし、見当もつかないというのはEUではある意味新鮮。フランス語やドイツ語って、なんだかんだいっても、やっぱ英語に近いんですね…。

観光施設では英語はたいてい通じる。が、街角のパン屋なんかでは全く通じまへんでした。でも買い物するくらいなら、日本語使おうが英語使おうが、だいたい言ってる意味は通じる。パンゆびさして「あれくれ!」「セットメニューの1番よろ!」とか、「マスタードいらねぇ、ケチャップだけにしてくれ」とか。リアル身体言語と思いねぇ。(笑)

スラヴ諸語のヒアリングは二日目で諦めました。

EUの旅行者だって英語やらイタリア語やらフランス語やらドイツ語やらで言語が全く違うんで、その点ではEU人だろうがアジア人だろうが条件は同じ。向こうも観光客とは言葉が通じないの前提で接してくれるんで、ある意味やりやすかったです。


両国とも、それぞれに特徴あって面白かったですが、共通して言えるのは

・歩きタバコ&ポイ捨て大杉
・犬(のフン)大杉
・らくがき大杉

ここらは非常に残念…。てかEUって基本、建物内は全禁煙なんでみんな外で吸うんですね。んで歩きながら吸ってポイポイやってるんで足元は残念な状態。やたら犬を連れて歩いてる人がいて、しかもフンの始末をしないので、公園も多いがフンも多い。きれいな芝生があっても、そこかしこにフンが落ちているのでゴロリ寝そべってお昼寝は出来ない。

で、らくがきは、これだいじょうぶなの? っていうくらいの量。電車や建物だけじゃなく、観光ガイドに載ってるような像ですら被害に。スプレーぶっかけられたヨハン・シュトラウスの像には泣いた。校庭の二宮金次郎にらくがきするのと同じノリかい…。

治安は良かったんですが、観光地としてやってくなら、このへんはもうちょい頑張ってほしいところ。なんだかんだで、日本の都市ってやっぱ清潔度はスゲェと思います。



●今回の旅でショックだったこと

ごはん食ってる間に1ユーロ=118円から125円になってた。面倒くさくなって両替せずに以降ずっとクレカで支払ってたら、最初に両替した50ユーロがほぼ丸々残ってしまった…。


●今回の旅でのベストショット

カフカス山脈。

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地球さん美しすぎわろた。そして泣いた。人間がどれほど時間をかけて作ったものも、地球さんが作ったものには敵わないのか…。これが見れただけでもエミュレーツ航空に乗った価値があった。
頭の中を回っていたのはプラネテスの曲です。