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zoom RSS 来年はウサギ年ですよね! ということで、古代エジプトネタでウサギ

<<   作成日時 : 2010/12/12 00:10   >>

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古代エジプト語でウサギは「セカト」。
ただしヒエログリフとしてのウサギの文字は「ウヌ」と読む。

明日どころか明後日も使えないムダ知識、だけど4000年前ならきっと役にたった無駄知識。


そもそも古代エジプトでウサギが出てくる機会は少ない。あまり高級ではなかったのか、神々に捧げる供物としてもウサギを見た覚えがない。神話にもウサギ頭の神様は出てこない。

しかしウサギがいなかった、或いは生活から遠かったわけではないことは、「ウサギ」を意味する言葉があり、ヒエログリフとしてウサギの文字が存在することからもわかる。

また、「ウサギ」州、ウヌ州というのも存在した。上エジプト第15州。トト神の大神殿があったヘルモポリスも、ここに所属する。

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ウサギの載っているのは神を載せる旗ざおで、ウサギが神として載っていることからも推測されるように、この州のもともとの守護神はウサギ頭をしたウヌト(ウネト/ウェネト)女神だったらしい。しかしトト神その他の有名どころな神様たちの陰に隠れて、あまり有名にはなっていない。


ちなみに、この州のマークというのは、エジプトの各州ごとにあったらしい。
古代エジプトは中央集権といいながら地方色が強く、各州を州候と呼ばれる人たちが自治するいわば「合衆国」形式の王国で、ために王権が弱まれば州候が勝手に独立したり、他の有力な州候と覇権を争って戦国時代に突入したりする危険を孕んでいた。また同時に、各州ごとに崇める神様も異なっていたため、ベースとなる神話は同じでも、バリエーションの異なる派生エジプト神話が多く生まれた。各州のマークを見ていると、それぞれに掲げる神様や聖なるアイテムが異なっており、シンボルマークだけでその州で崇められた神様や重要視されている神話がある程度推測できる。

そんな状態ながら古代エジプトが王国として一応は安定していたのは、都市国家がはっきりとした個性を獲得する前に王国統一がなされたからだ、という説がある。メソポタミアの都市国家が統一国家という概念の薄いのに比べ、エジプトの都市国家は、国家への所属意識が一応はありつつ、その枠組みの中で抜きん出ようと努力しているように見えるのは面白い違いかもしれない。



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ちなみに、ウヌト女神の図は、ほとんど発見されていないこともあって見つからず。彼女に対する信仰は第5王朝頃がピークだったそうな。
あれこれググっていたら、英語Wikipediaに「ウナス王の名前はウヌト女神から来ている」説が。まじか…?! と思って確認したら


http://en.wikipedia.org/wiki/File:Unas_stelae.jpg

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ほんまや


ウナス= ウサギ王だわ。名前にモロにウサギ入ってるわ。ウヌト女神じゃないとしたらウサギ入れる意味わからんし、この説はアリかも…。だとしたら、下エジプトにピラミッド建てた王様たちって、上エジプトの神様ばっかり名前に入れてるんだなあ。(ラーは除く)

いやあ、エジプトネタは発掘するたびに新たな発見があって楽しいね!

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