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zoom RSS 古代エジプトで父の日 Father's Day −父なるラー神に礼拝せよ!

<<   作成日時 : 2010/06/20 11:22   >>

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父の日といえばバラ、だけど英語で「Egyptian rose」といえばセイヨウマツムシソウのことなんだな…。


エジプト神話で「父」といえば、太陽神ラー様である。
ちょうど今時分の次期は調子乗って空でギラギラ輝いておられる、あのお方である。

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ラー神は、主要な神々を生んだ「父親」であるとされる一方、ファラオの「父」としても信仰されていた。
歴代のファラオ様がたは、たいてい、「ラーの息子(サア・ラー)」という称号を持つ。

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この名前は、王としての即位名とは別の名前で「誕生名」と呼ばれている。日本でいえば、元服前に名乗る幼名みたいなものである。使われ始めたのは、だいたい第五王朝くらいから。
第五王朝は、神話上では、ラー神が神官の息子たちを王に就かせるよう定めて始まったことになっている。(ウェストカー・パピルスの物語)
王たちはラー神の息子で、ラーの命によって王権を継いだことになっているので、ラー神への感謝と畏敬を込めて自分たちの名前に「ラーの息子」をつけるようになったのだと思われる。



じゃあそれ以前の、もっと初期の王たちは名前をどう名乗っていたかというと、現在では「ホルス名」と呼ばれる、こんな名前の書き方をしていた。

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四角いのは宮殿をあらわすセレクという枠。その上に、鳥の姿をとしたホルス神がとまっていて宮殿の中に王の名前が書かれている。かつては、王の化身である聖なる鷹(ホルス神)への信仰が第一であり、王は 「俺が神」 を名乗っていたのである。

父親が神! より、 俺が神! のほうが偉いですもんね(笑)



太陽神ラーを王の父とする信仰が高まるにつれ、王たちは、もはや生きたまま神としてあがめられる現人神ではなくなっていく。「死んで父なるラーと一体化する」ことになり、「生きてるうちは神の息子」で、「死んだら神」。少し王様の権力ランクが下がったとも取れる。

古代エジプトの王たちにとって、太陽神ラーは象徴的な実父であるとともに、偉大なる祖先たちの魂の集合体でもあったのだ。いわば「大いなる父」とでも言うべきか。

さて、古代エジプト人が、そんな太陽神ラー様に捧げたものといえば 牛 である。
アピス、ムネヴィスなどと呼ばれた、太陽神に捧げられた聖なる牛たちは、大地の豊穣を表す黒毛であったという。父への感謝を込めて今宵は古代エジプト風に、食卓に牛のもも肉など並べてみてはいかがだろうか。



** ここで黒毛和牛のCMに入っ…たりはしない。 **

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