日食とヘビと古代エジプト 食いしん坊アポピスのご馳走ばんざい!

生体認証ではねられまくって「貴様ルパンか」言われている中の人です…

うっさいよ、私は毎日新しい自分に生まれ変わっているのだ、そう古代エジプトの太陽のように!

過去の失敗は昨日の私のもの
過去の成功は今日の私のもの

これでどうだ!
…まあ今日も何か失敗するんですけどね。orz


ちぅわけで、日食の時に調べて来てくれと言われていてヒマがなくてそのままになっていた、「古代エジプトの神話と日食」の話ですよ。もう日食とか終わって結構経つけど、まだ間に合うよね旬外してないよね、

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日食にまつわる神話は世界の色々な国にあるが、太陽信仰の盛んだったエジプト神話でも、太陽の異常には注意が払われ、物語が作られていた。


古代エジプトの概念では、日食はアポピス(Apopis アペプ、アポピともいう Apep)という大蛇が太陽を飲み込んで起こるとされた。出典元は、アポピスを退けるための「アポピスの書」というそのまんまな名前の呪文書で、そこにはアポピスの起こす様々な災いが書かれているらしい。祈ったところで日食がどーにかるわけではないのだが、祈ってればそのうち太陽が戻ってきて民衆に感謝してもらえるので、神官さん的には良いメシのタネになったんじゃないかとかなんとか。

アポピスは「太陽の敵」と呼ばれる混沌の化身で、肩書きに「ヌンを呑むもの」というのがある。
ヌンというのはエジプト神話で世界の始まりになった水のこと。天も地もなく、世界を照らす太陽も生まれていなかったころ、暗闇の世界には混沌の水ヌンだけがあった。その水とともにあるアポピスは、原始的な混沌の世界の生き残りを意味していたのかもしれない。

古代エジプトでは、多くの「敵」が蛇として描かれるが、アポピスはその中でも親玉的な存在だった。
太陽は西の地平に沈むと、地下=夜の世界を通過して東へ戻る。その地下の世界で毎晩蛇に襲われているらしい。太陽が負けてしまうと朝が来ないので、夜の世界をゆく太陽は他の神々に守られている。しかし時々はアポピスが勝ってしまうこともあった。
…通常は無い天文現象で太陽の光が弱まると、「とりあえずアポピスの仕業にしとけ!」みたいな。


  太陽の光を遮る砂嵐なんかもアポピスのせい。

  もちろん日食もアポピスのせい。

  部分日食で太陽が欠けたらアポピスがかじったせい。

  皆既日食になったら食いしん坊アポピスが太陽まるごと平らげちゃった状態。


それでも再生してくる太陽(ラー様)ってばアン○ンマン状態。
アポピスもアポピスで、そこまでして食いたいっちゅーのはアレか、太陽ってそんなに美味しい設定なんだろうか(笑)
ヌンも呑んじゃう、人間の魂(!)も呑んじゃう、太陽も丸ごと食べちゃう… アポピスはとっても食いしん坊。神々は腹を空かせたこの蛇に、ほかのエサをあてがうべきだったのかもしれない。


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余談だが、Apophisで画像検索したら小惑星アポピスばっかり引っかかった。…そっちのアポピスには、呪文は通じなさそうだな…。