「古代エジプト10の謎」(ディスカバリーチャンネル) PART-2 補足
と、いうわけで 前エントリからの続き。
番組内容の補足と、自分が後で調べる予定の内容のメモ。
(1)PHARAO KHUFU'S BOAT
まずは太陽の船について。その造形美と高い技術。
ロープだけで木を「縫製」するように船の形に整形するっていうのは、とにかくスゴイ。
なんでオーパーツ信者はこれに食いつかないのだ。
釘も楔もなく、金属いっさいナシ。ロープと、寄木細工のように互い違いに組み合わせた木材のみで、この美しいフォルム。ほとんど木の育たないエジプトで、これほどの造船技術(河の航行に限るが)が発達した理由が不思議じゃないかね?
素晴らしい。
だがこの技術の粋と財を結集した船を敢えて墓に収めてしまうムダっぷりが流石古代エジプト人。惚れる。
ちなみに、これについて、、クフ王の「太陽の船」復元について <太陽の船ではない可能性を、お忘れなく!> でも書いたのだが、
と、いうわけで、太陽の船と呼ばれているクフ王の船が太陽の船じゃないかもよ? といわれているのは、形が太陽の船と異なっているのも大きな理由のひとつ。
※船に乗っているのが鷹の姿をしたラー(太陽)神、へさきに乗っているのが鳥の姿をしたバー(魂)
なので「太陽の船」と呼ばれるたびに、ちょっとした違和感を感じてしまうのです。「クフ王の船」のほうが妥当な呼び方だと思うんですよね。
(2)THE UNFINISHED OBELISK QUARRY
オベリスクというのは、神殿の入り口などに立っている、先の尖った巨大な柱。
エジプトから運ばれたものが、パリのコンコルド広場など世界中の有名な場所に立っていることでも知られています。
で、「作りかけのオベリスク」というのがこれ。
設計ミスでバナナのように若干ゆがんでおり、しかも真ん中にヒビが入っているため、切り出す途中で破棄されてしまったようです。しかし完成していればエジプト最大のオベリスクになっていたはず…。
このオベリスクのある採石場から、日干しレンガで作られた焚き火の跡と、焼かれた土や木材のカスが出てきたことから、「ヒビを入れたい場所で火をたいて、そのあと水をかけて急激に冷却させて脆くして割った」という説が出てきたようです。
実際に実験してみると
ほんとに石が脆くなって崩れるからすごい。
これも、もともと岩盤にヒビの入っている場所を狙って火で弱くして、石灰岩よりも硬い石のハンマーでがつんがつん叩いて最初のおおまかな形を岩盤から切り抜くんだそうな。
今までは、銅のノミで切り込みを入れて、そこに木のくさびを打ち込み、水で膨張させて割る… と、いう方法しか言われていなかったと思うんですよ。確かにその方法も使われていた(石に楔の跡があるから)んですが、大きな石の破片を切り出すには、それだけじゃ効率悪すぎね? とも言われてました。それで、「発見されてないけど実は鉄製の道具があったんだ」とか、「ピラミッドを作るにはきっと魔術的な力が!」とか突拍子もない発想をする人がいたんですが(笑)
しかし実は火による温度差も道具の一つだったと証明できたことで、ありあわせのもので、もうちょい効率よく作業できると判ったようです。
地味ながら凄い発見ですね。レベルでいったら初心者向けの本が書き換わるレベル。
(7)THE LOST TEMPLE OF AKHMIM
お次の7番目は、日本ではあまり報道されていないため知名度は低いかもしれない「アクミーム」。
どこかと申しますと↓ここです。
大きな地図で見る
エジプトの全体図から見ると、ここら。
もう少し拡大して。
ルクソールから車で一時間くらいで行ける場所にあるデンデラ神殿よりさらに北、カイロからもルクソールからも遠い、本当にエジプトのド真ん中くらいということが判ります。
アクミームの神殿を作ったのはラメセス2世。
この遺跡は、町の下に埋もれているため一部しか発掘されていませんが、美しい彫像や巨大な門の基礎、過去に神殿を訪れた冒険者の記録から古代エジプト最大の神殿だったのではないかといわれているようです。
番組内でGoogle earth使って町の下に埋もれた神殿がどなげな感じだったのかを予想する人々。
典型的な神殿の構造だったとしたら、サッカー場の3-4倍の大きさの予定らしいです。
…構造が特殊だったら、この予想は外れるわけですが。
アレクサンドリアと同じく、遺跡の上に現代の町が出来ちゃってるのが問題。家どけて掘るわけにもいきませんものね。
何が出るかな。何が出るかな。
今後の展開が楽しみですね。
番組内容の補足と、自分が後で調べる予定の内容のメモ。
(1)PHARAO KHUFU'S BOAT
まずは太陽の船について。その造形美と高い技術。
ロープだけで木を「縫製」するように船の形に整形するっていうのは、とにかくスゴイ。
なんでオーパーツ信者はこれに食いつかないのだ。
釘も楔もなく、金属いっさいナシ。ロープと、寄木細工のように互い違いに組み合わせた木材のみで、この美しいフォルム。ほとんど木の育たないエジプトで、これほどの造船技術(河の航行に限るが)が発達した理由が不思議じゃないかね?
素晴らしい。
だがこの技術の粋と財を結集した船を敢えて墓に収めてしまうムダっぷりが流石古代エジプト人。惚れる。
ちなみに、これについて、、クフ王の「太陽の船」復元について <太陽の船ではない可能性を、お忘れなく!> でも書いたのだが、
副葬品にふくまれる模型や墓の壁画から見える「太陽の船」の形と、発掘された木片からの復元が違う。復元された船の先端部分はゆるやかにカーブして花の形をつくっているが、「太陽の船」なら先端部分は直立して四角い。
と、いうわけで、太陽の船と呼ばれているクフ王の船が太陽の船じゃないかもよ? といわれているのは、形が太陽の船と異なっているのも大きな理由のひとつ。
※船に乗っているのが鷹の姿をしたラー(太陽)神、へさきに乗っているのが鳥の姿をしたバー(魂)
なので「太陽の船」と呼ばれるたびに、ちょっとした違和感を感じてしまうのです。「クフ王の船」のほうが妥当な呼び方だと思うんですよね。
(2)THE UNFINISHED OBELISK QUARRY
オベリスクというのは、神殿の入り口などに立っている、先の尖った巨大な柱。
エジプトから運ばれたものが、パリのコンコルド広場など世界中の有名な場所に立っていることでも知られています。
で、「作りかけのオベリスク」というのがこれ。
設計ミスでバナナのように若干ゆがんでおり、しかも真ん中にヒビが入っているため、切り出す途中で破棄されてしまったようです。しかし完成していればエジプト最大のオベリスクになっていたはず…。
このオベリスクのある採石場から、日干しレンガで作られた焚き火の跡と、焼かれた土や木材のカスが出てきたことから、「ヒビを入れたい場所で火をたいて、そのあと水をかけて急激に冷却させて脆くして割った」という説が出てきたようです。
実際に実験してみると
ほんとに石が脆くなって崩れるからすごい。
これも、もともと岩盤にヒビの入っている場所を狙って火で弱くして、石灰岩よりも硬い石のハンマーでがつんがつん叩いて最初のおおまかな形を岩盤から切り抜くんだそうな。
今までは、銅のノミで切り込みを入れて、そこに木のくさびを打ち込み、水で膨張させて割る… と、いう方法しか言われていなかったと思うんですよ。確かにその方法も使われていた(石に楔の跡があるから)んですが、大きな石の破片を切り出すには、それだけじゃ効率悪すぎね? とも言われてました。それで、「発見されてないけど実は鉄製の道具があったんだ」とか、「ピラミッドを作るにはきっと魔術的な力が!」とか突拍子もない発想をする人がいたんですが(笑)
しかし実は火による温度差も道具の一つだったと証明できたことで、ありあわせのもので、もうちょい効率よく作業できると判ったようです。
地味ながら凄い発見ですね。レベルでいったら初心者向けの本が書き換わるレベル。
(7)THE LOST TEMPLE OF AKHMIM
お次の7番目は、日本ではあまり報道されていないため知名度は低いかもしれない「アクミーム」。
どこかと申しますと↓ここです。
大きな地図で見る
エジプトの全体図から見ると、ここら。
もう少し拡大して。
ルクソールから車で一時間くらいで行ける場所にあるデンデラ神殿よりさらに北、カイロからもルクソールからも遠い、本当にエジプトのド真ん中くらいということが判ります。
アクミームの神殿を作ったのはラメセス2世。
この遺跡は、町の下に埋もれているため一部しか発掘されていませんが、美しい彫像や巨大な門の基礎、過去に神殿を訪れた冒険者の記録から古代エジプト最大の神殿だったのではないかといわれているようです。
番組内でGoogle earth使って町の下に埋もれた神殿がどなげな感じだったのかを予想する人々。
典型的な神殿の構造だったとしたら、サッカー場の3-4倍の大きさの予定らしいです。
…構造が特殊だったら、この予想は外れるわけですが。
アレクサンドリアと同じく、遺跡の上に現代の町が出来ちゃってるのが問題。家どけて掘るわけにもいきませんものね。
何が出るかな。何が出るかな。
今後の展開が楽しみですね。


















