古代エジプトのビール検証(おまけ)

結論は、こちら。
その後に分かったことと、キリンに直接電話かけて聞いた人から回ってきた情報をここに追記。

 ・元ネタになったのは、サミュエル博士の論文と世界ウルルン滞在記



これを聞いて「ちょ、おま…」と思ったのは、きっと私だけではあるまい。でも事実なんだ。
どうやら、番組のエチオピア編(検索したら2002年の放映だった)を参考にしたらしい。
確かに、エチオピアのビール作りは古代とよく似たビール作りが行われているとして参考文献に出てくるが、「番組を」参考にして番組の元になった「学術論文or書籍」ではない、というのは物凄い手抜きなような。
ちなみにウルルンは吉村氏を多用しているTBSの番組。
穿った見方をすれば自分プロデュース自分参照ってことなのか。

つか、壁画参考にして再現したわけじゃないんじゃん、やっぱ。


 ・2002年の実験はデュラム小麦でやった

エンマー小麦がまだ大量栽培できなくて足りなかったから、実際に古代に使われていたエンマー小麦に似たデュラム小麦でやったんだそうな。このへんは自分で問い合わせをしたわけではないので不正確なのだが、デュラム小麦は「仮」に使用したもので、古代にはデュラム小麦ではビールが作られていなかったことを認識しているなら、サイトと文書を作るときに間違えて記載したのに誰も(英語版サイトを作った担当者すら)気づかなかった、と、いうことなのかも?(それもどうかと思うが)


 ・ビール復元実験の時の担当者はいなくなってしまったらしい。

石田さんなのかどうかは不明。
退職したのか別の部署にいっちゃったのかも不明。
「だから当時の資料はまとめられてません、テヘッ☆」だそうだ。
…ちなみに学術論文なんかは出していないそうです。元ネタが既に発表済みの論文とウルルンなら、さもありなんですが。


というわけで、何か思っていた以上に適当な実験だったようです…。(汗)

古代のビールを同じ手法で再現してみる なんて夢のある企画だとは思うだけに、大人が金をかけただけで実質は夏休みの宿題レベルというのではガッカリ。名前は貸すけど大して働いてくれない学者より、無名でも情熱をもって課題に取り組んでくれる学生とかを動員したほうが良かったんじゃないんですかね。
どこかの研究室がサポートしてコレだったならもう何もいえないけど。