現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS トトメス3世の将軍ジェフティの失われた墓と伝説

<<   作成日時 : 2018/06/03 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

古代エジプトの領土が最大の版図を誇った「帝国」時代のファラオ、トトメス3世に仕えたジェフティという将軍ついては、半伝承的な文学作品「ヨッパ奪取の物語」 で知られている。ヨッパ(ヤッファ)の町を陥落させるため、贈り物のかご200個に兵士を隠して送り込み、町を内側から陥落させた、というものだ。

古代エジプトのファンタジー戦記文学「ヨッパ奪取の物語」
http://55096962.at.webry.info/201701/article_21.html


この物語が史実だったかどうか証明することは出来ないが、少なくともエジプトでは史実として記録され、のちに線や一夜物語にも使われた。トロイの木馬の元ネタとする説もある。そして、ジェフティ将軍自体の実在は確かである。彼の墓が見つかっているからだ。

しかし、発掘後に墓は行方不明になっており、わずかに見事な遺物が知られているばかりである。・・・

画像


Wikipedia上のデータ
Djehuty (general)
https://en.wikipedia.org/wiki/Djehuty_(general)

墓の発見者は、ナイルの秘宝の"略奪者"として悪名高きベルナルディーノ・ドロヴェッティ。1824年、発見地はサッカラ。遺物の記録が不完全なため、ジェフティの名の刻まれた遺物のいくつかが特定されているに過ぎず、その収蔵地もライデン、ロンドン、ルーブル、フィレンツェなどバラバラ。

ちなみにジェフティという名前は知恵の神トトから来ているので、これで知略で都市を陥落させる知将設定は史実として出来すぎ感がある。(笑



*****

19世紀ごろのエジプトの発掘は単なる宝探しのような無茶なものが多く、一度は発見されたものの記録もほとんど取られないまま、どこにあったのか分からなくなっているものは少なくない。このジェフティ将軍の墓のように、荒らすだけ荒らして忘れ去られてしまったものもあれば、オーギュスト・マリエットが発見した書記ヘシラーの墓のように、盗掘を恐れて埋めなおされたものもある。また、記録が不完全なことに気づかれないまま50年、100年と経ってしまい、いざ再調査に行ってみたら記録されていた場所になかった、などという遺跡もある。

エジプトの遺跡は、全く知られていない新しいものを見つけるよりは、過去の膨大な記録を洗いなおして再調査しなおすほうにもう少し労力を割いたほうが良いと思う。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トトメス3世の将軍ジェフティの失われた墓と伝説 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる