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zoom RSS 国家経営がほぼ破綻したベネズエラ、その知られざる悲惨さ

<<   作成日時 : 2018/06/15 00:00   >>

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ちょっと用事があったのでベネズエラの治安や政情について調べていたら、かなりやばいことになっていた…。
社会主義、反米左翼を掲げていたチャベス大統領の負の遺産によって、国家経営はほぼ破綻。産油国なのに外貨準備がほぼ無く、国民は貧困のどん底で回復の兆しもないという絶望的な状況。Civならリセットして最初からやり直すレベルの失敗をやらかしていた。

…というわけで、順を追ってみていこう。

●ベネズエラ・ボリバル共和国の基礎データ(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/venezuela/index.html

中米である。
首都はカラカス。危険度はレベル1-2となっており、コロンビアとの国境および首都周辺は「不急不要の渡航はやめてください」という、要するに個人旅行とかでぷらっと行くのはヤバい状況になっている。

画像


こうなった理由は、圧倒的な物資不足だからである。
国内の産業が死亡しており、外国から買い付けないと何も手に入らない。なのに外貨が足りないのでモノが出回らない。もともとベネズエラは、貧しい人でも食べていけるようにと政府が援助をして物価を切り下げていた。しかし、その切り下げられた物価があまりにも安すぎたために国内の生産業者がまともに商売出来なかったのである。

判り易く解説してくれているブログがある。以下のURLにわかりやすい図が載っているので参照してもらいたい。
https://venezuelainjapanese.com/2016/02/20/foodshortage-import/

はっきり言って そりゃあアカンわ という感じの内容になっている。
経済を復活させるには、まずこの価格固定の制度を撤廃して国内産業を復活させなければならない。しかし見てのとおり汚職をしている側にとってはたいへんうまい汁を吸える構造になっており、そうした人たちが政府の上層部にいる限り、通常の手段ではこの悪しき仕組みを無くすことができない。
ちなみに過去には、選挙結果も大統領の罷免要求も握りつぶされている。

要するに「クーデターでもしない限りどうにもならんよこれ」という状況なのだ。

現在のベネズエラでは、ハイパーインフレで自国通貨は紙きれとなり、そもそも紙がないので紙幣さえ作れず、というか駅の切符がないので電車にタダで乗れちゃったりしている状況だ。また、紙幣を刷れないからか独自の仮想通貨をうみだし、政府が率先してマイニングしているというわけの分からない状況になっている。(ただこの通貨はポシャッた模様で、その後ビットコインに手を出したとか…)

経済危機のベネズエラ、仮想通貨導入 国家では世界初
https://www.cnn.co.jp/tech/35115205.html

出稼ぎにいける人は国外に出てしまい、政府のセルフダンピングで商売にならない生産業者も国外に出てしまい、油田があるのに油田で働く技術者にお給料を払えないので生産量が激減、輸出の9割以上を石油に頼っているので当然収入も減り、…という救いようのないサイクルに入ってしまっている。

国民の大半が腹をすかせているわけなので、そりゃあ、治安がいいはずもない。
わずかな食べ物や物資を巡って争いが起きる。ドル紙幣を持った旅行者狙いで本職の警察官がカツアゲしてくる。そんな状況なんである。



日本からは遠い国なので、あまり報道されることはないかもしれないが、国家経営の大失敗のせいで多くの人々が飢え死にの危機に瀕しているのは知っておいても損は無いと思う。石油というドル箱資源があっても、経済わかってない人がトップを握ってバラ撒き政策をやると10年で国が崩壊する。

経済学(というか経理の知識だけでもいいよねコレ)、ほんとだいじなんだと思いました…。

政治家になるならシュミレーションゲーくらいやっておくべき。時間のかかるCivとまではいかなくても、シムシティくらいやっとけばこんな政策あかんやつやって気づくやろ(´・ω・`) 一体ベネズエラはどうなってしまうのか。最近、政治版を大量に釈放してたりするので、余計に治安が悪くなりそうで心配なのです…。

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