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zoom RSS メソポタミアのピラミッド/段のないピラミッド型の「ジッグラト」があった

<<   作成日時 : 2018/05/13 00:10   >>

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ジッグラト、とは、上部に神殿をもつ階段状のピラミッドのことであると説明されることが多い。実際に階段をもっているものも多く、有名な「ウル(地名)のジッグラト」などは階段なのだが、よくよく調べてみたら実は階段ないやつもあるやんけ、という話。
(ちなみに「ジッグラト」というのはアッカド語/バビロニア語の名称で、シュメール語では「エ・ウニル」となるようだ。)

見たほうが話は早いので出してみると、こんなかんじ。カルフ(ニムルド) Kalhu (Nimrud) のジッグラト。
段があった形跡がなく、もともとなだらかな斜面だったと考えられている。この形式は、メソポタミアの北部に顕著だという。したがって、北部が中心部となるアッシリア時代のものが多い。

画像

http://www.livius.org/pictures/iraq/nimrud-kalhu/nimrud-ziggurat-2/

↓このあたりの写真なんかだと、エジプトのピラミッドと一見混同してしまいそうになる
https://hiveminer.com/Tags/kalhu,palace

北部に多く、新しい時代の特徴ではあるのだが、イシン・ラルサ時代で知られるラルサ(Larsa)にも段のないジッグラトは存在していたようで、有名なものではキシュ(Kish)のピラミッド状ジッグラトがある。キシュのジッグラトは前1900-1700年ごろのものだそうだ。レンガで造っているので、石作りのエジプトのピラミッドほど残りは良くなく、ほぼ土盛り状態になってしまってはいるが。

画像



…というわけなので、今まであんま考えずに「エジプトのピラミッドは四角すいだけどメソポタミアのピラミッドは段がある(ドヤァ」みたいな説明をしてたけど、段のないやつもあったわ、すまんやで!

エジプトとメソポタミアのピラミッドの決定的な違いは、「王」のために作るか「神」のために作るかということ。それと、上に神殿をのっけるかのっけないか、ってことなんだろうな。メソポタミアのジッグラトは常に神々の住まう天上界の表現であって、墓とか死後の再生とかの思想では作られていないから。

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