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zoom RSS ヌビアの馬の埋葬/ピラミッドつき墓に埋葬された3,000年前の馬

<<   作成日時 : 2018/05/12 00:10   >>

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2011年に発見された、ヌビア(スーダン)でまるで人間のように埋葬された馬についての記事を見つけた。時代は紀元前950年前後なので、今から3,000年前である。ちなみに馬がエジプトを通してヌビアに到達する確実な年代は、紀元前1,500年以降。戦車などを牽かせるのではなく、馬を直接乗り回すようになるのは紀元前1,000年くらいからなので、この埋葬はちょうどその頃の時代にあたるが、今回の骨は「戦車を牽くための馬」として紹介されていた。

This 3,000-Year-Old Horse Got a Human-Style Burial
https://www.livescience.com/62419-ancient-horse-burial-tombos.html

舞台となっているのはトゥンボス(Tombos)という場所。ここはエジプトが紀元前1450年ごろにヌビア支配の前哨基地として作り上げた町で、エジプトの撤退以降はヌビア人自身の拠点として使われていた。馬の骨が見つかった墓は、エジプトの影響を受けて造られた小型のピラミッドを備えている。小ピラミッドをもつ埋葬は、ヌビアにおいてもエリート墓と考えられる
4つの埋葬室には数世代からなると思われる200人の人間と副葬品。しかし最も重要と思われるピラミッドのすぐ後ろの部屋には、何故か馬が丁寧に埋葬されていた。

画像


馬は12-15歳の牝馬。おそらく戦車を牽くために飼育されていたもので、飼い主はこの馬を大切に扱っていたようだという。
馬を埋葬することは古代エジプトの第二十五王朝くらいからはいくつか例があるようだが、この墓はそれ以前から、ヌビア人の社会において「馬」が貴重な財産、あるいは重要なステイタス・シンボルのように扱われるケースがあったことを示している。

また、この墓は最も早い鉄を含む埋葬だそうで、ここからメロエ文化の鉄の大量生産へと繋がる布石も伺える。



…しかしこれ、ピラミッドに付属する部屋の地上部分が馬で、地下が人間なんだね。ペットとして埋葬したんじゃなくて、何か守り神的な扱いだったようにも見えて興味深い。ヌビア人にとっての「馬」って、この頃は神秘的な動物みたいな感じだったんだろうか。エジプトでの扱いとの違いも誰か研究してくれないだろうか。


]>おまけ

古代エジプトに騎兵はいないが、「もしも馬に乗れる人がいたら」という仮定で話をする
http://55096962.at.webry.info/201601/article_9.html

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