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zoom RSS 2011年以前、パルミラ遺跡に普通に行けていた頃

<<   作成日時 : 2018/04/29 00:10   >>

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図書館で発掘した昔の本に、「パルミラへ簡単に行くには〜」みたいな旅行の手引きが書いてあって、思わず思考が一瞬フリーズした。
そして思い出した。
そこへ行けなくなったのが、つい最近だったということ。アラブの春という名の政変の嵐が吹き荒れた2011年以前には、日本からも多くの観光客がごく当たり前のような訪れていたということ。

春の嵐は荒々しく、それらが去ったあとに残されていたのは砂の山と、散りぢりにされた人々の暮らしだけだった。
その印象があまりにも強烈で、自分の中のイメージがその新しい記憶に上書きされてしまっていたのだった。


画像


(今このツアーが開催されてたら間違いなく検討候補だった…(´・ω・`) )



パルミラやアラブ城、クラク・デ・シュバリエの砦が「もう壊されてしまった、二度と元に戻せない喪失遺産の一つ」に数えられるようになってから、まだ10年も経っていない。だから探せば、インターネットの上には、ありし日に旅をした人たちの記録が沢山残されている。それらを辿る旅をした。

かつてのパルミラは、入場料もとられず、特に警備もなく、自由に出入りできる人々の暮らしと隣接した遺跡だったという。
夕食後にホテルを出てぶらぶらとアラブ城に登って夕焼けを見たとか、朝早く起きだして、涼しい空気の中で夢中で写真撮影をしたとか、そんな旅行記もあった。
パルミラとともに、ダマスカスやアレッポ、今はもう空爆で見る影もなくなった都市を巡ったというものもあった。

町はいつか元に戻るかもしれないけれど、去って行った人々の大半は戻ってこないかもしれないし、遺跡や遺物、失われた文化も元には戻せない。いつかシリアが平和になったとしても、かつて旅行者たちが見ていた日々はもう戻って来ない…。
失われた風景を見ることの出来た人は、幸いである。



ああー、昔はほんとお金も時間もなかったからな…
今でこそ多少余裕はあるけれど…。
いつか見たいと思ってるうちになくなっちゃう風景はあるんだ、行きたいところは行けるうちに行っとくべきだなチクショウ!! 今年はどこに凸ろうかな!!!

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