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zoom RSS ファラオに聖水ダバァ。…あの注水シーンは実はシャワー的なやつだった

<<   作成日時 : 2018/04/25 00:10   >>

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「聖水ダバァ」とは、古代エジプトの壁画によく見られる こういう↓やつである。

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この壁画では真ん中にハトシェプスト女王が立ち、左右からホルス神とトト神が水を注ぎかけている。水滴は、生命の印であるアンクの形になっており、水とともに生命力が与えられていることが表現されている。ハトシェプスト女王のレリーフは、残念ながら後続の王たちの時代に削り取られてしまっている。


こちらはラメセス2世の壁画。構図はだいたい同じ。

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で、今までは何となく「ちょっと聖水ぶっかける程度のやつだろう」と思っていたのだが、実態は、おもいっきり頭の上からバケツでぶっかけるくらいの勢いで水を流してるものではないかという説が出てきた。

こちらが「古代エジプト人の入浴シーン」として知られている絵である。よく見て欲しいのが、召使いが主人の頭の上から水を注いでいる部分。神が注ぐ魔法の水ではなく普通の水なので水滴はアンクになっていないが、構図としてはだいたい同じだ。古代エジプトのえらい人の風呂は、基本的に、人力シャワーなのである。

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絵の中では小さな壷からちょろちょろ水が出たるだけのように描かれているのだが、実際はこれで、汗や汚れを洗い流すくらいの勢いで注水しているのだ。
ということは、同じような描かれ方をしているファラオに水をかけている壁画も、実はチョロチョロではない可能性が高い。

というわけでよく見てみよう。

ファラオに水を注ぐ壁画の場合、左右に立ってる神々は一段高いところにいて、水を注がれるファラオはくぼみの中にいる。そりゃあ神のほうが偉いので高いところにいるのは当たり前なのだが、もしかしてこれ、シャワールームの床をくぼませているのと同じことなのでは…。
つまり物凄い勢いで水ダバーしているので、神様たちは濡れないように高いところにいるのでは…。

と、わかってくると、アンクが弧の形を描いている表現が水の勢いを現していたんだなということが判る。ファラオに聖水を注ぐ壁画とは、小瓶に入れた聖水をちょっとパシャパシャする程度じゃなくて、文字どおり身を洗い清める系の絵だったのだ。滝修行かよ。

ファラオになるのも、大変なんですね。

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