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zoom RSS ナスカの近くで、ナスカじゃない地上絵が発見される…これは何と呼べばいいの?

<<   作成日時 : 2018/04/24 00:10   >>

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ややこしい話だが、ナスカから数十キロ離れたナスカじゃない場所で、ナスカ時代以前の地上絵が多数見つかった、という話。場所も時代も違うので、「ナスカの地上絵」とは呼べ無さそうなのだがこれどうすりゃいいんだろうw と思った次第。

謎の地上絵50点以上発見、ナスカの隣接地域
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/040900156/

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パルパの場所どこだよ! という人のために地図を用意した。

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*出典元: アンデス文明展の図録


さらに年表も出してみる。これでだいたい判ると思う。
ナスカの前のパラカス文化の頃にも既に地上絵はあった、というのが今回の発見の示すところだ。

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*年表 天野博物館のカタログより



なお、パルパではちょっと前に別の地上絵も見つかっている。この辺りは実はわりと地上絵が隠れていたことが、最近の調査でわかってきた。そう、ナスカの地上絵は、ナスカに特有のものでも、ナスカ時代にだけ描かれていたものでもなかった。周辺地域で、ナスカ時代に入る以前から地面に絵を描く行為が普通に行われていたのだ。

2,000年以上前と推定される巨大な鯨の地上絵が再発見/ペルー、パルパ谷
http://55096962.at.webry.info/201712/article_9.html


ちなみに、ナスカ台地自体でも日本の調査隊が最近いくつかの地上絵を発見している。
衛星画像やドローンからの画像で分析できるようになった現代だからこそ発見可能になったものたちだ。

ナスカに新たな地上絵が発見される
http://55096962.at.webry.info/201507/article_11.html

これはある意味、地上絵の歴史を書き換える発見と言える。同時に、地上絵を描いていた目的についても、大きく書き変わることになるだろう。なぜ地上絵を描いたのか、についてはこれという説が確定されないままだったが、もしかすると途中で目的が変更されている可能性がある。戦士だったりリャマだったりと山岳地帯(のちにインカ文化が発展する)に縁の深い絵と、ナスカの絵にあるように海鳥や海草らしきものなど海に縁の深いものの両方があるのにも気になっている。

これらはすべてひっくるめて「古代ペルーの地上絵」のような大きな枠で呼ぶべきなのか。それとも、時代別にして「パラカスの地上絵」「ナスカの地上絵」のように分けるべきなのか。悩ましい。


***

[>おまけ

ちなみに記事中にある、グリーンピースが地上絵を毀損したことが補助金を得るきっかけになった…という話は、こちらですね。

「環境保護団体」グリーンピース、ナスカの地上絵付近に無許可で巨大メッセージを設置、の件
http://55096962.at.webry.info/201412/article_12.html

この件で地上絵の危機が宣伝され、資金が集まって発見に結びついたのだとすると、なんとも皮肉な話だよなぁと思うわけですよ。でも許されてないからな。

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