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zoom RSS 本当にこれ大丈夫か? トルコの遺跡「ギョベックリ・テペ」、コンクリートで舗装される

<<   作成日時 : 2018/04/17 00:10   >>

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そんな遺跡保存で大丈夫か?
 [>大丈夫だ、問題ない
  一番いい保全の方法を頼む

今日は以下の記事に出てくるギョベックリ・テペ遺跡の保存に関する話。

Concrete poured on world’s oldest temple Göbeklitepe
https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2018/03/concrete-poured-on-worlds-oldest-temple.html


ギョベックリ・テペとは、「世界最古の寺院(宗教施設)」という名で呼ばれることもあるトルコ・アナトリア地方の遺跡。先土器新石器時代の遺跡で、だいたい1万年くらい前のものだ。農耕開始前、あるいは直後くらいの時期に既に、何らかの宗教的な(と、言われているが実際は不明)公共施設を建造していた、という証拠として使われることが多い。
実はこの遺跡、まだ全然発掘が終わってないのである。
かなり広大な範囲に及ぶ住居跡などがあり、どこからどこまでが遺跡なのか、どうして突然放棄されてしまったように見えるのかなど、多くの謎が残されている。中心と思われる宗教施設の部分は見えているものの、そこだけ保護してもあんまり意味がない。

しかしトルコさんはこの遺跡を「世界最古の寺院!」と観光資源として売り出そうとしていて、世界遺産にも登録しようとしている。早ければ数年以内には世界遺産になる見込みで、それによって人がくるのを見越しての整地なのだと思うのだが…。



もう一度言いますが、この遺跡は、どこからどこまでが遺跡なのかも分からないし、まだ全然調査終わっていない。

ということを考えながら写真見てみましょう……。

画像


「えっこれアウトじゃねぇの…」ってなるよね、うん。この遺跡に関わってきた人がビビり入るのも無理ないですよ。コンクリで固めちゃったらもうそこ掘れないし、そこの下に何があるかもわかってないわけですよ。重機がっつり入れてるけど、その下の地層踏み潰して大丈夫なんか…?

画像


しかも遺跡本体にもなんか鉄棒とか入ってる。
この雑い保存、たまにエジプトで見る奴だ!(

現在の資料では、遺跡の中に鉄の柱を打ち込んで遊歩道を作り、立派なドームも備えて、社会科見学の子供たちが大勢やってきても大丈夫な感じになってます。うーんこの、中国の万里の長城で問題になったコンクリ補修に似たノリ。とりあえず観光誘致を優先したかったんだなぁってのが判りすぎるくらいの。

http://gaphaberajansi.com/haliliye-belediyesinden-ortaokul-ogrencilerine-gobeklitepe-gezisi/3177/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
※トルコ語ページだけど下の方に動画がついてて現地の雰囲気何となくわかる


果たしてこれは本当に大丈夫なのか…。
現場に関わってる考古学者か文化財保護の専門家の人には、トルコさんに適切なアドバイスをしていただきたいものだ…。


*****

ちなみに、近くにキュルテペという良く似た名前の遺跡があるが、こちらは古アッシリア時代の遺跡で、古代名カネシュと呼ばれていた都市の遺構。そこは日本の先生も発掘してるとこなので、探せば日本語資料もどこかにあると思う。

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