現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS 上ヌビア(現在のスーダン)に、かつてエジプトが支配していた時代の地名の名残があった

<<   作成日時 : 2018/03/09 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

現代エジプトにも古代エジプトの時代の地名が残っている場所があるが、お隣の国にも残っているというのは面白い。
その地名はセデインガ(sedeinga)。元の地名はフウト・ティイ(ティイ王妃の家)で、第18王朝アメンヘテプ3世の王妃ティイに捧げられた神殿跡が残っているという。ティイ→セディになって、語尾に-ngaがついた感じだろうか。

グーグルマップで見てみると、ナイル川沿いの畑の中に遺跡があり、遺構の残りはあまりよくないが、なんとなくおもかげは残っている。そして面白いのが、近くを探してみるとピラミッド群が見つかる。調べてみると、第25王朝のタハルカ王によって神殿が修復され、その時代まで敬意が払われていたのだという。ピラミッドは全部で35。エジプトを真似て作られたヌビアのピラミッド群はみな小型で、それぞれ高さは7mほどしかない。

画像


画像


場所は、クシュ王国時代の首都メロエから北へ720km。
ヌビアのエジプト関連遺跡は概して残り方があまりよろしくなく、実際この遺跡も現在ではたった一本の柱と、その周囲に掃き集められたひとにぎりの石の山しかない。しかし、その風景には、数千年の時を越えてきた趣がある。柱はハトホル様式とよばれる、ハトホル女神の顔を模した飾りのついている様式になっている。また、残された岩には、雌ライオンのスフィンクス姿で描かれたティイ王妃があり、太陽神ラーの右眼から生まれ、のちにラーに逆らってヌビアへと逃亡したセクメト女神の神話を表現している可能性があるという。
エジプト神話の世界は、現在のエジプトの領内に限らず、その外側までも広がっているのだ。

画像


****

メモ資料

Qatar Sudan Archaeological Project (QSAP)
http://llacan.vjf.cnrs.fr/rech_qsap.php

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

上ヌビア(現在のスーダン)に、かつてエジプトが支配していた時代の地名の名残があった 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる