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zoom RSS 旧石器(アシュール)初期の石器カタログをゲットしてきた

<<   作成日時 : 2018/03/05 00:10   >>

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ここのところちょっと石器にも手を出し始めてて、よさげなの見つけたのでゲット。
昨年、東大創設140周年記念の特別展示イベントで展示された石器のカタログですねコレ行きたかったんだけど行けなかったんだよなぁorz

アシュール石器文化の草創: エチオピア、コンソ
東京大学出版会
諏訪 元

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詳細な時代の説明とかはココ↓

最古の石器とハンドアックスーーデザインの始まり
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2017sekki_description.html

場所はエチオピアのコンソというところ、時代は175万年前から80万年前くらいまでの時代に作られていた、「アシュール型石器」が、この本に載っているもの。

アシュール型ってなに? とか ピックとクリーバーの違いって何? とかは、同じ東大のページ内にある、著者の研究室に書かれているので本と並行して読むとわかりやすい。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/people/lab_suwa_articleC.html

"・アシューリアン(アシュール型)石器とは何か?

アシューリアン石器とは,「ハンドアックス」などで代表される大型の打製石器をさす.「ハンドアックス」は「握り斧」とも呼ばれ,丸まった斧頭(楕円から丸まった三角形)の形をしており,典型的なものは最大長15〜20cmの大きさである.多くは,石器の両面が加工されているため,「バイ・フェイス」(両面加工石器)とも呼ばれる.

ハンドアックスや他の両面加工の大型石器は,人類が初めて,形を予め意識して加工・製作した道具(石器)と見なされている.初期アシューリアン石器は,従来から,アフリカのホモ・エレクトス(原人)の時代に,150万年前ごろ以後から発見されてきた.アシューリアン石器は,ホモ・エレクトスの後継のホモ・ハイデルベルゲンシス(旧人段階の古人類の一種)の時代からも数多く発見されており,約20〜30万年前まで作製されていた.研究者間で分類方式に違いがあるが,ホモ・ハイデルベルゲンシスはアフリカではホモ・サピエンスに,ヨーロッパではネアンデルタール人に進化したとみなされることが多い.

ハンドアックスは、主として動物の解体や皮剥ぎに使用された石器と、多くの研究者に考えられている."


・アックス 両面が加工され刃が出来てる石器 獲物の解体や皮はぎなど
・クリーバー 真っすぐな一辺を持つ石器 皮なめしなどに使われたと推測
・ピック 尖った部分を持つ石器 ほかの石器を作るのに使われたと推測

175万年とか前の話なので、ホモ属が作ったのは間違いないけどホモ・サピエンスの作ったものではない。現生人類の先祖のホモ・エレクトスでは? と推測されているが、それも今のところ未確定。読みながら面白いなと思ったのは、こうした古い石器がアフリカからしか発見されないことも、人類の起源地がアフリカであることの根拠になっているという点だ。てっきり人骨とDNAだけかと思っていたが、確かにDNAの分析なんて最近出てきたもんだし、人骨は残りにくい。100万年を大きく遡るような石器の発見は、確かにアフリカのものしか聞いたことがない。なるほど。

今回手に入れてきた本は大判で、なんと石器が実物大写真。実物大なので大きさと質感がすごく判りやすいのだ。サイズと材質も表記してくれてるので、「なるほど、時代が進むにつれて薄くなっていくんだな」とか「縄文時代とかのやつと比べるとほんとに大雑把な作りだな…」とか、わかりやすい。本の上に手を置けば、サイズ感もわかるのですよ。

うーん…この大きさはちょっと自分には握りにくそう…。

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このあたりが、100万年前以降、80万年前くらいまでの間で作られたとされる石器。
日本の某ゴッドハンド事件で見つかったことにされてた石器と見比べてください、全然違うんで。ほんと全然…違うんで…。いや、日本でも陸橋で繋がったことがあれば、数十万年前の旧石器が出てくる可能性はあるらしいんですけどね。出てくるとしたら、こういう「ずしっ」としたやつなんだろうなと。

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あとこれとか、威力高そうだけどデカすぎてどう考えても持ち上げられない。これ作ったホモ属よっぽど手がでかくて腕力ありまくりだったんだな?! つーかこれ形的に、クリーバーじゃなくて作りかけのピックじゃないんだろうか…。なんとなく想像はつくけど、重量もあればうれしかった。

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というわけで、石器を見て自分の中の古代人の血が騒ぐ人は眺めるだけで楽しいやつです。
土器もいいけど石器もいいぞ。ヘラジカを狩りにいこうぜ。

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