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zoom RSS ヨーロッパで見つかる「エイリアンに似た頭蓋骨」の正体は、外国人嫁だった

<<   作成日時 : 2018/03/25 00:10   >>

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ヨーロッパの6世紀頃の庶民の墓から多数見つかっている「エイリアンのような頭蓋骨」、いわゆる頭蓋変形(とうがいへんけい)の人物の正体をさぐるという研究に、一定の結果が出たという話。

頭蓋変形というとインカなど南米の裕福層のものが有名だが、ユーラシア大陸でもフン族などの遊牧民を含む一部中央アジアで行われていたらしい。近年のDNA調査技術の向上によって、これら頭蓋変形を受けた頭蓋骨の持ち主が、現代でいう南東ヨーロッパ(ブルガリアやセルビアのあたり)出身の人であることが示唆されたという。

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Why Did These Medieval European Women Have Alien-Like Skulls?
https://www.livescience.com/62007-pointy-skulls-are-medieval-brides.html

今回の調査対象は南ドイツ。東西ローマの分類で言うと、西ローマの北の方にあたる。

ポイントとなるのは以下。

 ・頭蓋変形を行った子供の骨は出てこない
 ・頭蓋変形は貴人に行われることが多いが骨が見つかっているのは一般人墓地
 ・頭蓋変形された骨は女性だけ
 ・埋葬方式は、副葬品も含め墓のある地元のローカルな習慣に則っている

つまり「大人の女性」だけが移住してきて、彼女たちの生んだ子供は頭蓋変形の文化を受け継がなかったということになる。ここから推測されるのは、縦長な卵形に頭蓋変形された女性たちはいわゆる「外国人嫁」としてこの地方にやってきて、頭蓋変形を行わない文化の男性と結婚し、夫の文化に従って以後の人生を歩んだというストーリーである。(もし家族で移住してきたのなら、子供たちにも頭蓋変形の文化を受け継いだだろうし、頭蓋変形のあとのる子供の骨も見つかるはず)
ローマ帝国内の色んな地方の人たちが混じりあっていた事実の一片を垣間見ることができる研究だと言える。

なお6世紀は、西ローマ滅亡直後の時代である。彼女たちは、時代の狭間に生きて一体何を見たのだろうか。

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