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zoom RSS ハトシェプスト女王葬祭殿とハトシェプスト墓の位置関係マップ

<<   作成日時 : 2018/03/17 00:10   >>

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古代エジプトでいう「葬祭殿」とは、王墓とセットで作る儀式のための施設である。ピラミッドの前にも葬祭殿があり、それらの建物まで含めて「ピラミッド複合体」という言いかたをする。葬祭殿の一つである、王家の谷の入り口にあめハトトシェプスト女王「葬祭殿」もました、葬祭殿というからにはハトシェプスト自身の墓とセットになっている。

…なのだが、ピラミッドと違い、王家の谷の崖を掘りぬいた墓の位置関係は判りにくい。
判りづらいのでマップと平面図を重ねてみた。

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ハトシェプスト葬祭殿の、参道をまっすぐに背後の崖まで伸ばしたところに存在するのがKV20と呼ばれる墓。これがハトシェプスト女王(最初は父トトメス1世と合祀されていたと考えられている)の墓であり、王家の谷で最初に作られた「王墓」だったとされる。

つまり、テーベから対岸にどーんと見えている葬祭殿は、ハトシェプストの墓の入り口部分であり、その背後にひっそりと地味な墓が隠れていることになる。
墓を盗掘されたくないから、墓自体は隠して作る。が、そこに自分の墓があることを示し、自らの栄光を未来に誇示したいから葬祭殿は目立つように作る。これが、ハトシェプストの選んだ方法であった。



図を合成しながら思ったが、この葬祭殿と墓の位置は、当時の首都だったテーベから川を挟んでドまん前に見えるよう計算されて作られている。ハトシェプストの名を歴史から削り、無かったことにしようとしても、葬祭殿はそこに見えてしまう。彼女は案外目立ちたがりやで、権力や栄光を重要視する強権の人だったのだろうなと思う。

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