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zoom RSS ライダー技術で見る知られざるマヤの世界。新発見が一杯だ!

<<   作成日時 : 2018/03/01 00:10   >>

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ナショジオチャンネルでやってたこれ、技術自体はここ最近よく流れてるやつだけど思ってた以上に波及してるんだなーってカンジ。

マヤ文明 密林に隠された真実
http://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2399

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この番組は、最近になって出てきた「ライダー技術」というものを使ってマヤの遺跡のある密林を空から調べてみたら、めっちゃくちゃ沢山遺跡が見つかったし今まで知られていた遺跡も全く違う姿だったことがわかってきたぞ…! という話。

ライダー技術とは、小型のラジコン飛行機(UAV)やドローンから放射した光の帰り値から、物体への距離や、物体の性質を判定して地表面を描き出すという技術。


※参考 最近流れた、BSプレミアム「知られざる古代文明」のマヤ編でもこの技術のことは流れた
http://55096962.at.webry.info/201612/article_21.html


マヤの遺跡というのは現在ではもれなくジャングルの中に埋もれてしまっている。なので目視で発見することが非常に難しく、樹木のないエジプトやサウジアラビアのように衛星写真での判定が不可で、かつ、ヘリですぐ上空を飛んだとしても森の中に完全に埋もれたピラミッドなどを見つけることが出来ていなかった。

ところが、樹木などを完全にとっぱらった状態で地表を見ることの出来るこの技術なら、森林を伐採したような状態で遺跡を見つけ出すことができる。実際に番組の中で、発見された未知のピラミッドの発掘も行われていた。

そしてさらに、既に研究しつくされたように思われていたかつての大都市・ティカルにも、知られていなかった建物やピラミッドがあつたことが見えてくる――

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つまり、今までマヤは都市国家で、大きな都市と小さな都市しかないと思われていたのだが、その中間に多数の小規模な町が点在していた可能性があるということ。そして、都市には「郊外」が存在した。各都市の最大人口が見積もりなおされることは間違いないだろう。

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ただ、これらの発見をもって「マヤの人口はかつて考えられていた数百万ではなく、数千万だ」と結論付けるのは、ちょっと危ない感じがする。

ライダー技術で見つかったすべての遺構が同じ時代に作られたとはとても思えない。細かく調べれば、それぞれが数百年はズレているのではないだろうか。ぱっと見た限り、全ての遺跡が同時代に存在したとすると現代の大都市くらいの密度で遺跡が点在していた。あの密度では食糧生産が追いつかない。現代の大都市が今の人口密度でやっていけるのは、食料を供給する広い郊外と、迅速で大量輸送可能な物流とが存在するからだ。船も荷車も使えないマヤには、現代と同じことは不可能だ。

時代のズレている遺構すべてを同時代のものとして人口を過大に見積もるのは、日本の登呂遺跡なんかでもやらかした、あるあるパターンのミスである。見つかった新たな遺跡は数万を越えるという。全てが調査し終わるのに、あと何十年かかかるだろう。

少なくとも、今後、マヤ本の記述がかなり変わることは間違いない。それを楽しみに、気長に眺めていようと思う。

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参考 「ライダー技術」についてのわかりやすい説明とか
http://jp.techcrunch.com/2017/02/13/20170212wtf-is-lidar/

"ライダーシステムは、レーザーを使って可視スペクトル外の光のパルスを発射し、そのパルスが戻ってくる時間を計測している。ある特定のパルスが反射した方向と距離を、ライダーユニットを中心とした大きな3D地図の中の点として記録する。"


つまり人間には見えない波長の光を使っている、ということらしい。電磁レーダーなんかと原理は同じだ。
この技術は、自動運転にも取り入れられているという。

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