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zoom RSS 空海〜美しき王妃の謎 観て来た。長安の再現映像が凄い中華ファンタジー

<<   作成日時 : 2018/02/27 00:10   >>

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先週末から公開の映画、「空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎」。
原作は日本の小説化、夢枕漠の作品で「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」(文庫版あり)。
製作は中国。撮影は中国で行い、キャストのほとんども中国人だが、遣唐使として唐に渡ったメンバーなど一部は日本人が演じている。

映画公式
http://ku-kai-movie.jp/

画像


この映画は、日本から遣唐使として長安に渡った空海(弘法大師)が、当代の皇帝の不審な死に出くわし、その謎を解いていく…というストーリー。謎解き要素はあまりなく、探偵モノではないのだが、正史とされた歴史の裏側に隠された事実は実は…という展開が好きな人にはいいと思う。

原作は未読なのだが、映画パンフレットによると空海の相棒をつとめる人物が橘逸勢という日本人から、史実に登場する同時代の詩人、白楽天へと変更されているらしい。ほかにも細かい改変はあるようだ。史実キャラとしてはタイトルとなっている楊貴妃はもちろん、過去回想に阿倍仲麻呂、李白など教科書で習った人たちがいて、なるほどこう持ってくるのかと思わされるところもある。

最初に知っておくことは、この作品は、歴史を元にしたファンタジーだ、ということ。

そもそも原作者がファンタジー寄りなので、名前を知ってる人は引っ掛からないと思うが、紛らわしいことに映画の配給会社が「歴史スペクタクル!」などと謳っている。残念だが、史実要素は1割程度である。

猫のタタリで人が死ぬという話があったり、幻術使いが出てきたりするバリバリの歴史ファンタジーである…。あまり史実寄りを期待しすぎるとストーリーのぶっとび具合がつまらなく感じるかもしれない。ただし、ファンタジーとしてみるならば楽しい。ファンタジーすぎるところを差し引けば、唐代中国の雰囲気が出ていて映像美はすごい。長安の都の再現映像と庶民の暮らしぶりとか見るだけでも映画館に行く価値があると思う。うおお! 唐の都だああ! ってなる。

細かいところはまぁ、まぁ、中国史に詳しい人からするとツッコミどころはあると思う。ストーリーも最後の方だいぶはしょり気味。ただ中国唐代の都の再現を見たければ映画館に行ったほうがいいと思う。
あと、李白がとっても可愛い


全般的に娯楽映画としてよく出来ていたし画面もきれいだったので、雰囲気で楽しみたい人には及第点だろう。つーかほんとに背景の町すごいから。ただ、一つだけ気になったのが、テーマ曲が英語だということ。漢詩を歌ってほしかった…李白が楊貴妃をたたえた有名な詩くらい原語で聞きたかったし、盛り上がるシーンで流れるBGMが英語歌詞なのは「えっ」てなったな。漢字はとても美しい字だと思っているので、もっと映画の中でも大事にしてほしかった。皇帝の習字くらいしかクローズアップされなかったのは勿体無い…。



なお、映画館に見に来ていたのは8割シニアカップルでしたw
仏教クラスタ? 仏教クラスタなの??

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