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zoom RSS ナショジオチャンネル「チンギス・ハーンの墓を求めて」から見える新しい形の考古学

<<   作成日時 : 2018/01/15 00:10   >>

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プロジェクト自体は2010年くらいにやってたようなのだが最近番組が放送されていたので見てみた。

[>番組ページ

チンギス・ハーンの墓を求めて
http://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1204

プロジェクトを手動していた人

Albert Yu-Min Lin
https://events.nationalgeographic.com/speakers-bureau/speaker/albert-yu-min-lin

プロジェクトをやってた人が考古学者じゃないなとは思ってたけど、「Research Scientist」って書いてるから探索のほうが専門っぽい。プロジェクトには別に、考古学者も同行してチームを組んでやっていた。

タイトルのとおり、場所の分かっていないチンギス・ハーンの墓を探しにいく、という番組なのだが、ユニークなのは「発掘はしないで探す」ということ。モンゴルでは、チンギス・ハーンの墓を発掘することは禁じられているという。場所が分からないのに禁じることなんて出来るのか? という話だが、実は ある程度、墓のある場所の見当はついていて、その地域が立ち入り禁止区域に設定されている らしい。日本の古墳と同じようなノリである。

その地域を含めて、まず最初に衛星写真から遺跡のありそうな場所の見当をつける。

で、印のついた場所を、現地にスタンバイしているAlbertらのチームが実際に確かめにいく。

衛星画像はインターネットに公開され、世界中の人々が写真を見て何か構造物のありそうな場所にしるしをつけていくという、今でいうクラウドファインディングの手法が使われている。プロジェクトサイト自体は既になくなってしまっているが、当時、遺跡を探してくれるよう呼びかけていたページはまだ残っていた。↓以下だ。

Help Find Genghis Khan’s Tomb From the Comfort of Your Home
https://www.wired.com/2010/07/mongolia-valley-of-the-khans/

画像


そして辿り着いたのは、今も地元民(?)が信仰対象として祀っている「聖なる山」。そこは未知の遺跡ではなく、最近誰かが来て祈りを捧げていった痕跡の残る場所だった。地中探査をしてみると確かに構造物があり、地面の上には瓦などの人工物も落ちていた。データを持ち帰って分析してみると、遺物は、まさにチンギス・ハーンとその息子の生きていた時代だと出たという…。


つまり、その「聖なる山」が本当に墓所だった場合は、秘密でも知られざる場所でもなく地元の人たちがひそかに信仰して守ってきた場所、ということになる。ただ墓を汚すことに対する拒否感のため、発掘されるのが禁じられていて、確認は出来ないというだけで。


この番組で終始面白かったのが、「遺跡を探すのに最初から歩き回る必要はない」ということ、「掘らなくても判ることは沢山ある」ということだった。衛星画像からアタリをつけ、GPSとドローンを抱えて現地入りし、地中探査機を使って地面に埋まっている構造物の輪郭を捉える。これらは今の考古学のトレンド的な手法になっている。一昔前は「ハイテク」なんて呼ばれていたが、今やこれらは特別なものではない。世界中どこでも当たり前に使われている、ありふれた手法になってる。

かつては、発掘といえば現状を壊してしまうことを意味していた。
新時代の手法は、モノを壊さず、現状を変えずに情報を入手できる。何でもかんでも、とにかく最初から掘って探していた考古学の概念は、もう古いんだなあ、と思いながら見ていた。



…しかしそれにしても、モンゴルに建ってるチンギス・ハーンの像はデカすぎるだろうww
えらい人のデカい像をつくるのは中国だけかと思ってたが、あれ大陸特有の文化だったんかい…。

画像


#日本では仏像が巨大化する傾向にある
#エジプトではファラオ(ry

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