現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS 古代から半野良で飼われているのに「飼育の歴史」が語られない鳩について

<<   作成日時 : 2017/12/09 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

某アサシンクリードの古代エジプトの風景によく出てくる↓コレ。(赤枠の白い塔)

画像


現代エジプトはもちろん、シリアやトルコにもあったりする鳩小屋である。
それがゲーム内の仮想の古代エジプトの風景として採用されている。鳩小屋の形式はともかく古代エジプト人も鳩は食ったはずだから、これはアリだと思うのだが、ちょっと気になったのが、「鳩っていつから飼育されるようになったんだっけ?」ということである。

…そう、鳩、飼育動物だよね。
しかも「飼育」という概念が誕生した、かなり初期の頃から人間に飼われているよね?
そのわりに…起源とか家畜化の歴史とかが…畜産の本なんかでも全く見た覚えがないんですけどね…!

ニワトリとガチョウは見たことあるんだけど、鳩なんでこんなにスルーされまくっとるんや。


というわけでこれから資料を探しにいくのだが、よくよく考えてみると鳩ってめちゃくちゃ飼育化しやすい生き物だなと思った。

 ・鳩は家に帰ってくる(帰巣)本能がとても強いので、人間の管理しやすい場所に巣を作らせてしまえば自然と「飼う」ことになる

 ・仲間どうしで群れるのがすき。ナワバリ主張をしない鳥なので高密度で飼える(※キジバトのようにナワバリ主張の激しい種類もいるが)

 ・エサは自分でとるのでほぼ世話をする必要がなく、放し飼いにできる。

 ・安定して増えるし成長も早いので食料としては優秀、世話も要らない


以下のようなデメリットもあるが、メリットのほうがはるかに上回る。むしろニワトリやガチョウなんかよりずっと飼育化しやすい鳥じゃん、と思った。

 ・ふんをそこかしこにするので不衛生になりがち。家の中で飼うことは出来ないため別に鳥小屋を作る必要がある

 ・巣を作った場所に帰るので、よその鳩とつがいになって帰ってこないことも


で、資料を探しにいっても何も見つからない可能性があるので一応先に書いておくと、鳥の飼育の歴史がほとんど解明されていない理由は、「鳥の骨は遺物として残りづらい」からである。

当然のことながら鳥は飛ぶために骨まで軽量化しているので、牛や羊などの哺乳類にくらべて骨が小さく、脆い。しかも鳥は肉を切り分けるのではなく丸ごと料理されることがほとんどなので、骨は断片としてしか食べ残されない。出てくるとしてもモモの太い骨くらいで、それも年代の鑑定が困難だ。

これは、インドなどニワトリの飼育が始まった可能性のある地域でニワトリの骨が出てきた際の鑑定が、二転三転して年代を定めるのに苦労しているのを見ればわかる。ニワトリより小さいうえに、丸焼きにしてしゃぶって食べられるハトの場合、骨のカケラすらまともに見つからないような気がする。

遡れても、せいぜいエジプトかメソポタミアの文字記録までだろうなあ…。

******

その後の調べたやつ

小さな鳩の大冒険 飼育された鳩の歴史を調べてみた
http://55096962.at.webry.info/201803/article_26.html



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

古代から半野良で飼われているのに「飼育の歴史」が語られない鳩について 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる