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zoom RSS 今年の考古学10大発見物

<<   作成日時 : 2017/12/25 00:10   >>

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Archaeology Magazineで今年も10の発見が選出されていたので、とりあえずメモがわりにおさらいをしておこうと思う。幅広いジャンルから選ばれるので、あまり興味がなければ「こんなんあったんだ、へー」って感じのやつもあるし、「あれはなんで入ってないんだろう」ってやつもある。

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●ギョベックリ・テペの頭蓋骨カルト
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6165-turkey-neolithic-skull-cult

ギョベックリ・テペは現在のトルコにある、新石器時代の遺跡。約1万年前には既に神殿が作られており、農耕が開始されて余剰作物が出来る→階級社会になる→神殿などが作られはじめる、というかつての説を覆すことになった遺跡の一つ。その遺跡から出てきた頭蓋骨が何ら課の儀式に使われた痕跡を残していた、という内容。

●戦艦インディアナポリス発見
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6166-uss-indianapolis-discovered

WWWUの戦艦が、年代的にそろそろ水中遺産になってしまうので今のうちにということなのか、色々発見されてきている。そのうちのひとつ。MS創業者ポール・アレンによる発見。

●スーパーフルーツケーキ
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6167-antarctica-cape-adare-fruitcake

これ選んだの絶対ウケ狙いだろwwと思ってしまった。でも確かにインパクトはあったよね。
南極に106年間忘れ去られていたフルーツケーキ! まだ食べられそうな匂いがした、らしいけど、果たして誰か…食べてみた人はいるのだろうか…。

●アステカの戦士犬
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6170-mexico-aztec-wolf-burial

メキシコシティの近くのアステカ神殿から遺物とともに見つかったオオカミの骨。頭を西に向けられて防具などと一緒に埋葬されており、犠牲に捧げられたと考えられている。あたかも人間の戦士に対するように装飾品や防具とともに埋葬されていることから、ウオーリアー・ウォルフと呼ばれている。

●エジプトの原ヒエログリフの壁画
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6172-egypt-elkab-early-hieroglyphs

エル・カブの岩壁に刻まれた、第0王朝と呼ばれるエジプト統一より少し前の時代の原ヒエログリフ。文字の形はまだこなれていない感じ。これから王朝統一するぞっていう黎明の時代。

似たような発見で、今年はアスワン南の岩絵の発見もあったけれど、こちらランキングには入らなかったみたい。
http://55096962.at.webry.info/201710/article_17.html

●絶滅人類のDNAを探す
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6174-eurasia-cave-sediment-dna

ホミニンという言葉が出てくるが、これは要するに"ヒト族"のこと。現生人類のほかにネアンデルタールやデニソワ人もひっくるめた名称。それらのヒト族の住んでいた洞窟などから、たとえ骨がなくてもDNAが検出できるという科学の最先端だぜ的な研究。
今年はほかにも、古代人の排泄物からDNAサンプルを採取するとかいう研究も見た覚えがあり、古代人オチオチ死んでもいられねぇなぁとシミジミ思ってみたりする。

●イングランドの鉄器時代の金装飾品
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6176-england-iron-age-gold-torcs

紀元前400-250年くらいのもの。女性の装飾品のはずだという。
青銅をつくるためには銅と錫を使うのでそれらを輸入しなければならないのだが、鉄が現地生産されるようになった時点で交易はあまり重要ではなくなり、鉄器時代突入とともに交易路が廃れるのだが、この、大陸産で作られたっぽいアクセサリーが見つかったことで、この時代には交易路が重要性を取り戻していたのではないかと考えられているようだ。

●ローマの水路
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6178-rome-aqua-appia-aqueduct

地下鉄を作っていたら古代の水路を掘り当てたとのこと。コロッセオの近くで、深さは55-60フィート。(20mくらい?)かなり深い位置のため、地下鉄でも掘らない限り見つからない、とのことだが、日本の建造物だと地震対策しかするから見つかる深さのような気もする。

●エーヴベリーの石の輪の中に正方形発見
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6179-england-neolithic-avebury-circles

エーヴベリーはストーンヘンジ北にある似たような石の輪。
これは図を見ないとわからんと思うけど、円く並べた石の輪の中に四角いもう一つの石の並びを見つけたよ! という話。ただ、どういう意味をもつのかや、建造の順番はまだよくわかっていない。

●最古級のホモ・サピエンスの骨
https://www.archaeology.org/issues/281-1801/features/6181-morocco-jebel-irhoud-early-homo-sapiens

30万年ほど前のアゴの骨。たぶんアゴの噛み合わせで頭蓋骨を予想して、ホモ・サピエンスの仲間だと判定している。
見つかった場所がモロッコ沿岸で、そのあたりで最近、出エジプト時期より少し早い位の時代の高度な石器が見つかっていたりするので、関連が興味深い。

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