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zoom RSS イギリスさん「俺、EU辞めるわ」-EU離脱交渉について知っておくべきこと

<<   作成日時 : 2017/12/15 00:10   >>

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だいじなことは てれびや らじおでは ながれません!

何でかというと、それらの多くはあんまり考えたくない人用の時間つぶしの娯楽のためにあるので、難しい話はしないのだ。知りたければ別の場所から探してくるしかないよ?

というわけで、いい資料を見つけたので出しておく。

ブレグジットについて知っておくべき全て
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40553166

「ブレグジット」というのは英国のEUからの離脱を指して使われるようになった造語。
英国「Britain」+離脱「Exit」=「Brexit=ブレグジット」、間違いなく今年のワールド流行語大賞を狙える単語である。

なぜ交渉が必要かというと、「EUという連合から抜ける時にどういう条件で抜けるのか」という条件は決められていないからだ。手切れ金ともいわれている金銭の支払いも発生するが、その他条件は交渉次第。大国であるイギリスが最初に有利な条件でイチ抜けすると、他の弱い国々も続々抜けることになりかねないので、EU側(主にドイツとフランス)としては、出来るだけ厳しい条件を突きつけて見せしめにしたいとも考えている。

ここにはかすかにしか書かれていないが、そもそもEUから離脱したい派が上回った原因の一つは移民問題である。
EU内は人の移動が自由と決められているので、いったんEUに入った難民はEUに属するイギリスへも自由に入ってこられる。際限なき生活保護者の流入を想像してもらいたい。将来の経済リスクと治安リスクが跳ね上がることがかぐに判ると思う。

だから離脱交渉に当たって「人の自由な移動は終わらせる」という意思表示が意味を持ってくる。それが実現されなければ、イギリス国内の離脱賛成派は納得しないからだ。


ただし人の移動の中には、仕事や学問、観光といった経済に関わる真っ当な「人の移動」も含まれる。EUから離脱すると、EUとイギリスの間の国境管理が厳格になるため、観光などの場合はマイナス影響だろう。
また、今までEU内の国同士で免除されていた関税が別途かかるようになるため輸出入にも影響がある。

しかしこれも交渉次第である。
仕事で来る人は特別扱いをするとか、離脱後もEUの国とは個別に関税同盟を結んで同盟国との間は関税ナシにするとかいう話が出ている。イギリスは現EU内でも2-3番目くらいの大きな経済圏だから、イギリスとの交易に関税がかかるようになると小国のほうが先に潰れてしまうからだ。

EUからの離脱でイギリス経済は不調に陥るはずだ、と考えている人も多いが、私はそうは思っていない。
「交渉次第」、ここがポイントだと思っているからだ。今見えている条件を見る限り、イギリスは欲しいものはほとんど手に入れて颯爽とEUを去ることになると思う。


ただ、UK(United Kingdom)がUKのままでいられるのか? という部分は不透明に感じる。

いま一番モメているポイントが、北アイルランドと南アイルランドの国境線問題だ。
ふだんイギリスとなんとなく呼んでいる国は、北アイルランドと、スコットランドを含むブリテン島との連合国である。

画像


北アイルランドはイギリス(UK)の一部なので、イギリスがEUを離脱すると一緒に離脱することになる。
南アイルランドはEUに残ることになる。

つまり、北と南の間の国境線管理をどうするかが問題なのだ。「ハード・ボーダー」と言っているのは、ここに柵をつくるなど具体的な手段で国境を分けることを指す。が、それは避けたい、ということである。

ただし今のように何も管理されていない状態だと、南アイルランド経由で不法移民が入り込んでくることになりかねないので、管理する方法は考えなければならない。UKを解体して北アイルランドがも南と合併してしまえばすべてが解決するのだが…。

ちなみに、イギリスのEU離脱はスコットランドもEUから一緒に離脱させられることを意味している。
スコットランドは昔から独立機運の高い地域なので、表立って「うちはEUに残りたい、独立させろ」と主張している。

EUからの離脱投票が行われたさいの結果を見ると、スコットランドと北アイルランドの傾向は明らかだ。彼らとしてはEUに残りたいのである。

画像

http://www.afpbb.com/articles/-/3091753


現時点では、イギリスがEUからサヨナラするのは2019年3月末の予定だ。(延長も可能だが、条件が厳しい)
交渉の結果がどうなるのか物陰から眺めていこうと思う。



なお、EUの実体は第四ドイツ帝国+フランスである。
そもそもイギリスがEUに入ったのはドイツを押さえるためだったとドイツ高官がうっかり発言してしまったり、EUから抜けるにあたり一番厳しいことを言ってるのが100年戦争いらいの犬猿の中であるフランスだったり、なんかちょいちょい面白い国同士の人間模様も見えたりする。そこは地理・歴史好きな人むけのコアな見所だと思う。

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