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zoom RSS 「レヴァントのストーン・ヘンジ」ルジム・エルヒリ(Rujm el-Hiri) 

<<   作成日時 : 2017/11/05 00:10   >>

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こないだ読んでた「天文の考古学」の中に出てきた中で、唯一、全く名前すら知らなかったのがこの遺跡。だが日本語資料が全然ない。しょうがないので、自分でちょっとまとめておいた。

なお遺跡の二つ名は本では「中東のストーンヘンジ」だったが、Wikipedia(英語版)だと「レヴァントのストーンヘンジ」"Stonehenge of the Levant"になっていた。あと本のほうだと遺跡の寸法間違えてる気がするので訂正しておいた。(たぶんfeetとmeterを取り違えている)
この遺跡のある地域には他にもいわゆる"ドルメン"型の建造物がたくさん存在しているようだ。

【基本データ】

・ゴラン高原のイスラエルが実行支配している地域にある
・名前の意味はアラビア語で「野生猫の石塚」
・中央に古墳を持つ石のサークルで、直径は約160m、周壁の高さ2.4m、中央に5mほどの盛塚がある。
・作られた時期は紀元前3,000年ごろの青銅器時代と推定されている

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近くから切り出したと思われる玄武岩の石材を積み上げて作られているが、使用されている石材の量は約8トンと見積もられており、相当な労働力を必要としたと考えられている。
四重の同心円のいちばん外側は、北東と南東に出入り口があるが、まっすぐに内部に入れるわけではなく迷路のようになっている。中央部分には埋葬がある。
この遺跡が天文学と結び付けられるのは、外周の入り口のうち北東の入り口は夏至の頃の日の出の方角と一致するからだ。アイルンドのニューグレンジの古墳のように、季節に応じた太陽光のイベントを想定していた可能性がある。

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映像はYoutubeにある
https://www.youtube.com/watch?v=G9z3R29ULJA

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サイズがわかりづらいが、人が写った瞬間に「あっ、思ってたよりデケエなこれ」って判る。
石ひとつひとつのサイズはそこまで大きくはないが、とにかく量が膨大なうえ周囲はただの平原なので、運んできて積み上げるのが相当大変だっただろうことは容易に想像がつく。中心部に埋葬があることから権力者の墳墓と考えるのが普通だろうが、それにしては手がかかりすぎていて、何かの儀式にも使っていたかもしれない。ただ、この遺跡がどんな文化の、どんな文脈の上にあるのかは今のところわかっておらず、推測でしかない。

…というミステリアスな遺跡なわけですよ! いやー今まで知らなかったのが勿体無いくらい色々ネタに出来そうなやつじゃないですかこれ。これですよこういうマイナーでまだあんまり研究されてないけど見た目のインパクトがバッチリなやつが欲しかったんですよ。オカルトクラスタの人とかム○の中の人とかは、是非こういうやつを発掘してきて「古代の天文学ガー」とかの説をひねり出していただきたい。使い古しのメジャーどころの遺跡じゃなくて。

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