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zoom RSS イースター島住民はいつ南米先住民と出会ったか? DNA解析の注目の結果は

<<   作成日時 : 2017/10/20 00:10   >>

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10月11月はめっちゃ忙しいのでコンスタントに処理していかないと脳内キューに貯まったタスクがロスパケするんですよ!!
というわけでキュー処理順序を入れ替えて(ごく一部で)注目されていたイースター島の人骨のDNA解析の話をメモ。

Paleogenomic analysis sheds light on Easter Island mysteries
https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2017/10/paleogenomic-analysis-sheds-light-on.html

イースター島の初期の移住者の人骨のDNAを解析したところ、南米先住民との接触の痕跡は見つからなかった、というものだ。

画像


モアイ像で有名なイースター島の初期の住人については、かつて、トール・ヘイエルダールという冒険家が南米から海流に乗って移住した人々が築いたはずだと信じ、コンティキ号という船で南米からイースター島まで旅をして話題を集めたことがあった。(この冒険物語は邦訳の文庫もある。詳しくはこちら)

しかし、それは一般人を除けば専門家の間ではほぼ支持はされていない。考古学・人類学・言語学のジャンルでは、ポリネシア人がイースター島住人であるという説が定説となっており、逆に南米からの移住説は裏付ける証拠も支持する人も専門家の中にはほとんど見たことがない。

初期の住人がポリネシア系なのは確定していて、今議論されているのは、「でも一部に南米の先住民と接触したっぽい痕跡蛾あるんだよね…これは一体、いつ混血した者なの?」という話である。
過去の調査では南米住人のDNAが混じった痕跡が出てくることがあったが、今回の、移住が開始された初期の住人の骨だとその痕跡がなくて純粋にポリネシアンのように見える。
交雑は後世に起きたものということになるが、じゃあそれはいつなのか、はまだ判っていない。


今回の調査対象は1980年に発掘された5人分の骨で、オスロのKon-Tiki Museumに保管されていたものだという。
コンティキ・ミュージアムという名前からも判るとおり、トール・ヘイエルダールが持ち帰ったものを展示している博物館だ。数が少ないのでこれで確定というわけでもないだろうが、パターンマッチングできれいにポリネシアの型にマッチングしていて、南米先住民にかすりもしていないというのが興味深い。この結果からするに、イースター島の初期の住人の中には全く南米先住民の遺伝情報が入っていない。

果たして、イースター島と南米の交流は本当にあったのか。あったとすれば、移住開始の1,200年頃からヨーロッパ人が到来する1,722年までの間の500年間のうちのいつなのか。

今後の研究に注目である。

Genetic Ancestry of Rapanui before and after European Contact
http://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(17)31194-6?_returnURL=http%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS0960982217311946%3Fshowall%3Dtrue

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