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zoom RSS 真贋論争のあるヨアシュ碑文(イェホアシュ碑文)について調べてきた

<<   作成日時 : 2017/09/08 00:10   >>

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綴りさえわかっちゃえば、あとはてけとーにぐぐる先生に聞くと検討はつく。
というわけで、近年発見され、当時は真贋論争で騒ぎになったという"ヨアシュ碑文"と呼ばれるものについてちょっと調べてみた。

Jehoash Inscription
http://www.religioustolerance.org/chr_joash.htm

画像


[概要]
内容は、南ユダ王国の王ヨアシュによる、ソロモンの建てた神殿の修理記録。もし本物であればイスラエルの王自身の手による唯一の碑文ということになる。聖書の内容と一致するため、聖書の史実性を強化するものとして、またイスラエル人のエルサレム占有を正当化するものとして歓迎されたが、盗掘による闇市流れ品で出土地不明、さらに現代の贋作とする鑑定もあるため、多くの学者は歴史遺物として扱うことに慎重である。

ちなみに同じ頃に発見された別の真贋が疑われる遺物に「イエスの骨箱」がある。

[データ]

大きさ 30cm x 61cm x 8cm
材質 アルコース砂岩
10行〜15行のヘブライ語が刻まれている

発見 2003年 (盗掘→購入された者で、世の中に出たのがこの年)
所有者 Oded Golan
購入地・入手方法 不明(当人が黙秘)

発見場所について、イスラム教第三の聖地である「神殿の丘」のモスク修復中に発見されたという噂があり、モスクを壊せばソロモンの建てた昔のイスラエルの神殿が出てくるのではと信じた過激な団体が騒いだため問題になった。真贋論争については偽物とする派と本物とする派がおり、論争に決着はついていない模様だ。一度火に焼かれており、溶けた金が付着しているともいう。

[ヨアシュについて]

南ユダ王国の8人目の王。即位年は前835-796頃(諸説あり)

列王記によれば、7歳で即位し40年間在位したことになっている。
列王記(下)12章5-17節に、ヨアシュが神殿の祭司たちに「神殿にもたらされる献金を神殿の破損の修復に使わなければならない」と述べる話があり、司祭たちがそれを行わなかったので献金を受け取らず神殿の修復の義務も負わないことに同意した、とある。

[碑文の内容]

自ら必要な資材を買い入れ、神殿の修理を行った、という内容が記載されている。
真贋鑑定で偽物と判断した学者は、碑文の書き方や定型文の使い方が古代のものと一致しないことを疑っている。また、石に対して文字の刻まれた断面の年代が新しすぎるという報告もある。



一時期警察に押収されていたタブレットは、いちおうコレクターの手元には戻ってるみたいだが、その後の研究がどうなってるのかは不明。
https://www.biblicalarchaeology.org/daily/biblical-artifacts/artifacts-and-the-bible/israeli-court-return-the-jehoash-inscription/

これを本物と考える学者さんもいるようなので、真贋論争はびみょうに決着がついてない感じですかね。後世に編纂されたことが確実な聖書の内容とあまりにも一致しすぎているのは逆に怪しいと思われるのは仕方ないなという感じも。しかも出土地不明の品なんで…。

これは確かにめんどくさいやつだなーと思った次第。

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