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zoom RSS アイルランドの青銅器時代出土のエジプトファイアンス、その輸送経路がだいたい判った

<<   作成日時 : 2017/07/09 00:10   >>

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何年か前にネタを拾ったもんの、当時の知識範囲だと結論が出せなかったこれ。

アイルランドの青銅器時代の遺跡からエジプトファイアンスが出土してるらしい
http://55096962.at.webry.info/201301/article_15.html

エジプトで製造されたファイアンス・ビーズがアイルランドで出土しているので、エジプトからアイルランドに至る交易ルートがどこかになければならない。ただし、ビーズは腐らない。作られてすぐ輸出されたとは限らないため、作られてから数百年くらいのスパンで、その期間に到達すればOK。

なお、アイルランドの青銅器時代で交易が盛んになる時代は前800年から。
年表はこちら。

http://55096962.at.webry.info/201706/article_17.html

で、こないだ読んだカルタゴの本からの資料で、カルタゴ人がイベリア半島に作ってた交易拠点の地図がこれ。

画像


フェニキア人によって東地中海から西地中海まで交易ルートは既に開かれているため、エジプト産の品がイベリア半島まで運ばれることは十分ありえた。カルタゴの存在する期間は前800-前250年あたり。

イベリアまで行けるのだから、残りはイベリアからアイルランドへ渡るルートさえあればいい。
で、前800年だとまだちょっと早いが、前500年あたりになると大陸のケルト人による交易ルートが開かれる。

画像


歴史は、ある日とつぜん動くわけではなく、交易ルートがある瞬間に突然出現するということはない。時間をかけてじわじわ形成されていくのが普通だ。多分これに近いブリテン島経由のルートは、前800年に既に存在したんかじゃないかと思う。だとすれば、イベリアまではフェニキア人が、イベリアから先はのちにケルトと呼ばれるようになる人々もしくは現地在住の商人が仲介して、アイルランドへ送っていたのではないだろうか。

…証明は難しいだろうけど、…これならエジプトからアイルランドに行けるぞ!!



なお、数年前に発掘されたフランスの「ケルトのプリンスの墓」は、前5世紀頃のものだが、イタリアやギリシャから運ばれた品が出土している。

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