現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS ペルーの火山そっくりの小山、実は人工的に作られたピラミッドだった(火口も手作り)

<<   作成日時 : 2017/06/30 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

火口つきの小さな火山、掘ってみたら遺跡だった。
といってもニセ火山だとバレたのは1960年代なのでそう最近の話でもない。掘ってみたのが最近で、掘ったら余計に意味わかんなくなったわ! なんだこれ! というのが今回の記事。

画像


【前提となる知識】

ペルーは、かつてインカ帝国の栄えた地域の中心部。インカの首都クスコはペルーの高山地帯にある。今回の遺跡は、現代の首都リマの北部にあり、年代的にはインカ帝国の範囲内だが首都からは遠く離れており、海岸沿いは帝国内でも若干文化圏の異なる"地方"になる。

[>参考となる過去の記事

霧のインカ ジャガイモにかけた垂直の情熱
http://55096962.at.webry.info/200909/article_15.html

アンデス山脈は垂直距離が長い。真ん中あたりに断面図があるが、海岸沿いは「コスタ」高地は「シエラ」と呼ばれ、その中間になる高度2000〜3000mの山間がインカ帝国の中心地となる。



今回の遺跡はリマなので、太平洋岸沿いの「コスタ」地域の遺跡ということになる。

高さは15.5m。掘ってみたら中心の火口の下からは階段と漆喰で固められた床が出てきて、階段の下では燃やした燃料の跡が出てきたという。放射性炭素年代測定からは、最後に火が付けられたのは1492年〜1602年の間と推定される。(ただし最後の燃料の年代がそれなので、遺跡が作られたの自体はもっと古い可能性あり)

つまり本当に火山に似せて、火口の中で火を燃やしていた遺跡ということになる。だが、何のためにわざわざ人工の火山を作ったのか?

記事の中では、日食との関連が推測されている。
火の燃やされた1492年〜1602年の間に、ペルーでは4回の日食が見られたはずだという。この天体ショーに関連した何かの儀式がおこわれたのではないか、というのだ。世界が暗闇になるから火を燃やす、という発想は、確かにありそうに思える。ただし、日食までに"人工火山"を作るには日食が起きることを前もって知っていなければならないし、日食との関連を示唆する証拠は何もない。そもそも、このような人工火山は一般的なものではなく、ほかには見つかっていないという。
なぜこんなものが作られたのかについては今後の研究次第だが、実に面白い構造体だと思う。


****

「四度太陽が滅びた」という神話はアステカだったか。太陽の"死"が日食と結び付けられるという説もありそう…とは思ったが、このニセ火山からは太陽を復活させるためのイケニエの儀式の跡などは見つかっていない。
また太陽信仰はどちらかというと高地(シエラのほう)で、海岸沿い(コスタ)は雨乞いの儀式のほうが盛んだったりするので、日食や太陽と関連する儀式とは言いがたい部分もあるようだ。

要するに「良く分からない」ということなのだが、そこがいい。なんだか良く分からないけど面白そうっていうのは、古代文明とか遺跡とかにワクワクするために必要な要素だと思うんだ。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ペルーの火山そっくりの小山、実は人工的に作られたピラミッドだった(火口も手作り) 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる